アラサーの働く女性の中には、資格取得やセミナー参加などに自己投資していきたいという方も多いでしょう。
しかし、自己投資をしている割には実益につながらないということも、よくある話です。
真の成功とは、良質な学びを確実にお金に変えること
『お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?』(稲村徹也著、きずな出版)の著者、稲村徹也氏は自己投資に2億円以上を使い、世界の一流の方々と同じ舞台に立つようになったといいます。
30代女性が知識、才能、経験をお金に変えるメソッドとはどういうものなのでしょうか?本書より、読み解いてみましょう。
学ぶ前に「億万長者マインド」を
著者はまず、学びを始める前に「億万長者マインド」を持つことが大切であるといいます。
「億万長者マインド」とは、常に自分自身に対して可能性を見出し、行動に移せること。
自分自身に興味を持ち、その可能性を信じる強いマインドを持つからこそ、「好奇心を持つ→学びへの意欲が高められる→学ぶ→リターンがある」という流れがうまくできるようです。
「何を学ぶか」よりも「誰に学ぶか」
次に筆者は、学ぶ方法が大事であるといいます。すべての学びは模倣からスタートするとしたら、誰の真似をするのかが重要なポイントとなるのです。
多くの人は「何を学ぶか」に力を注ぎ、「誰に学ぶか」ということを二の次にしがちですが、著者は逆であると指摘します。
言い換えれば、「誰と時間をともにするか」ということが成功のカギなのかもしれません。
そして自分自身の生活の中で、「学びたい」「何かを変えたい」という欲求が芽生えたとき、目の前にいる人物こそが師匠であると著者はいいます。
成功を手にするための「お金の習慣」
著者は、成功するために今すぐ始められる、「お金を貯めることを習慣化する」行動をいくつかあげています。
- 毎月一定額を積み立てる
- 消耗品にお金をかけない
家計簿をつける 自動積立などを利用して月に1万円でも資産を増やすことで、自分自身にとって小さくても「成功体験」を得ることが重要であるといいます。
家計簿をつけることは、数字と向き合う習慣をつけることに意義があります。
少しでもお金を入れる、そして無駄にお金を出さない……小さな行動の習慣化こそが、成功を手にする第一歩のようです。
その学びから得た成功は社会のために
著者が接してきた超一流の成功者たちは、手にした成功に対して、全員一致で掲げていることがあるといいます。それは、「成功後の自分のありよう」について。
それは、ただひとつで、「社会に貢献すること」だというのです。つまり、自分だけが富を得て、それでよいということではなく、社会に還元してわかちあうマインドが大切であるといいます。
より高い意識で励む学びは、より高次元のイノベーションを引き起こしてくれます。成功する前から持っておくべき、大切な概念であるといえるのではないでしょうか。
文・ナカセコ エミコ((株)FILAGE(フィラージュ)代表)/DAILY ANDS
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