4.おやつの与えすぎには要注意
愛猫の喜ぶ姿がかわいくて…などと、つい与えすぎてしまうことのないよう、その量には十分注意をしましょう。おやつを食べ過ぎることによって、本来食べるべきフードが食べられなくなり栄養に偏りが生じたり、肥満への危険性が高まる可能性も。
健康のためにも欲しがるままに与えるようなことはせずに、おやつの量は飼い主さんがしっかりと管理をしましょう。
5.猫におやつをあげる際のポイント
Point① 1日に与える最大量を決めておく
おやつの量は、猫が1日に必要とするエネルギー量の20%以内にすることが望ましいとされています。猫の月齢や体重・運動量などによって変わり、飼い主さんでは算出も難しいため、定期的に獣医師へ相談をしながら、1日に与えるおやつの最大量を決めておきましょう。
1日分の量が決まったら、あらかじめ1日分ずつ小分けにしておいたり、毎朝1日分のみ出しておくなどの工夫をすることで、飼い主さんもしっかりと量を守ることができます。
Point② 目的を持って与える
猫のおやつはそのメリットをしっかりと理解したうえで、目的を持って与えることが大切です。決してやみくもに与えるようなことはせずに、飼い主さんの中でしっかりと目的を意識しながら、必要なときに必要な分だけを与えるようにしましょう。
Point③ 人間の食べ物は与えない
猫にとって人間の食事は塩分や糖分が高いため、その過剰摂取が内臓へ大きな負担をかけてしまいます。また、ネギやチョコレートなどをはじめ、人間の食べ物の中には猫にとって毒性の高いものが多いため、与えることはとても危険です。
たとえ猫が欲しがったとしても、人間の食べ物は与えないようにしましょう。
6.まとめ
生きていくうえでの栄養素としてはマストアイテムではないおやつですが、飼い主さんとのコミュニケーションをはじめ、うれしいメリットがさまざまある猫のおやつ。
飼い主さんが目的をしっかりと持ったうえで、愛猫との豊かな暮らしのためのツールとして上手に活用してください。
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