今ではスーパーや専門店でさまざまな種類を見かける猫のおやつ。おやつを選ぶ楽しみや、与える喜びを感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。ここではそんな猫のおやつについて、与え方やその量、そもそもの必要性などを詳しく見ていきましょう。

1.猫にとっておやつは必須?

猫にとっておやつは必ず与えなければいけないものではありません。
総合食のキャットフードでしっかりと栄養を摂取することができていれば、健康面におけるおやつの必要性はないでしょう。

しかし、猫におやつを与えることによって生まれるメリットもあります。
猫のおやつはそのメリットを上手に活かしながら、猫と飼い主さんの生活を豊かなものにしていく”ツール”として活用することができます。

2.猫におやつを与えるメリットとは

【専門家監修】猫のおやつの必要性は?与え方や子猫のおやつについて解説
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

メリット① 飼い主さんとの絆形成

マイペースを好む猫とはいえ、飼い主さんとコミュニケーションを図りながら信頼関係を築いていくことはとても大切です。そんな愛猫と飼い主さんとの絆を作るのに、おやつは欠かせないアイテム。大好きなおやつをもらうことで飼い主さんという存在がより魅力的なものになり、やがてそこには確かな愛情や信頼が生まれます。

メリット② ストレスケア

元来、猫は“狩りをして食事に至る”という習性を持つため、おもちゃなどで遊んだ後などにおやつを食べることは猫の本能を満たし、ストレスケアにつながると言えます。

メリット③ 食欲不振時のサポート

猫によく見られる食べムラや体調が思わしくないときの食欲不振など、思うように食事がとれないときの促進材となることがあります。猫の嗜好性に合わせて作られているおやつは、フードよりも香り高く風味も強いため、いつものフードに少量混ぜることによって食が進むことも。

また、その高い香りなどによって薬を混ぜても気が付きにくいということもあるため、スムーズに薬を飲んでほしいときに活用することもできます。

3.子猫におやつをあげても大丈夫?

【専門家監修】猫のおやつの必要性は?与え方や子猫のおやつについて解説
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

生後3~4ケ月未満の子猫は消化器や歯がしっかりと形成されていないため、おやつは与えないようにしましょう。

それ以降になるとおやつはNGではありませんが、健康な体をつくるうえでもこの時期に摂取する栄養素は非常に大切であるため、与えるのは食欲促進などの必要性があるときのみ。基本的には子猫用のフードのみを与えることを心がけます。