味噌汁は、昔から日本人に親しまれている料理の一つです。

”一汁三菜”と言葉があるように、汁物自体が1食に欠かせないメニューにもなってます。

そんな中、毎日のように摂取している汁物がミソ汁です。

味噌汁を上手く利用し、やせるためのアドバイスを管理栄養士がご紹介します。

味噌汁に含まれる痩せる成分とは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

味噌は、万能的な効果から「医者いらず」とも言われています。

そんな味噌の”カラダに良いはたらき”をお伝えしていきましょう。

味噌の原料になる大豆には様々な成分が含まれています。

大豆のカラダにいい成分
  • レシチン
  • 植物性ステロール
  • サポニン
  • 食物繊維
  • ペプチド
  • ビタミンE
  • リノール酸
  • イソフラボン

これらの成分のおかげで、

  • コレステロールの抑制
  • 老化抑制
  • 便通改善
  • 女性ホルモンの安定

といったカラダに良いはたらきがあるのです。

それだけではありません。

食物繊維による血糖値上昇抑制・便通作用、イソフラボンによる更年期症状の抑制効果によって、痩せる効果もあります。

味噌汁はカラダにいい食べ物ということですね。

味噌汁で痩せるためのポイント

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

味噌汁がダイエットにいい秘密は味噌にあるわけですが、”味噌の種類と具材”に注目することで、さらなる効果が期待できます。

痩せる味噌の種類

味噌には、「白味噌」「赤味噌」「合わせ味噌」の3種類が主流となっています。

痩せることを目的とした場合、選びたい味噌はどれでしょうか。

ずばり、痩せる効果が一番高いのは「赤味噌」を使った味噌汁です。

赤味噌には、褐色色素のメラノイジンという痩せる成分が含まれてます。

メラノイジンの効果
抗酸化作用としてはたらき、脂肪燃焼を促してくれる。

メラノイジンは赤味噌にだけ含まれている成分ではないので、もちろん白味噌や合わせ味噌にも含まれています。

ただ、褐色色素というだけあって、赤味噌がもっとも豊富に含まれています。

今まで赤味噌を選んでこなかった方は、1つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

痩せるのにオススメな具材

具材の選定でも、さらに痩せる味噌汁を作ることができます。

味噌汁の具材は、豆腐・わかめ・しじみ・油揚げ・ねぎ・きのこ・にんじんなど。

野菜や海藻類が豊富に含まれているため、何をとっても実はおすすめです。

その中でも、ポイントとして抑えておきたい事項をお伝えします。

ポイント①:炭水化物(いも類)の多いものは避ける
じゃがいも・さつまいも・かぼちゃといった、炭水化物が豊富ないも類をふんだんに使用していると、太る要因となりかねません。
ポイント②:種類豊富に摂取する

良い食材はたくさん摂取したいところですが、食材というのは組み合わせやバランスも大切です。

同じ組み合わせでなく、豊富に摂取することで相乗効果も高まります。

ポイント③:たんぱく質を具材として入れる

豆腐は味噌汁の定番でもありますが、他にもたんぱく質源となる肉や魚を入れてみましょう。

そうすると、汁物としてだけでなく主菜の代わりになるような取り方もできます。