こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)の山本です。

婚活FPである私の元には、頻繁に「婚活中の女性」から「お金」に関するご相談が入ります。しかもその内容は「男性にはまず聞かせられない極めてストレートな相談」なことがほとんど! 

今回は、そんな筆者が実際に受けた「婚活上のお金が絡む相談事例」を3つご紹介致します!いずれも「お相手の年収」についてです。

あなたの婚活にぜひ役立ててみてください。

1. 彼の年収が低いけれど、結婚しても大丈夫?

さて、まずは「彼の年収が低いが結婚しても大丈夫か?」です。

彼のことは好きだけど、やっぱり結婚となると先立つものも気になる……実によくあるご相談ですね。ちなみに現代では男性でも稼ぐのは難しく、働く男性全体の約6割が「年収400万台以下」となっています。

なお、このようなご相談の場合、最終的には「結婚しても大丈夫」となるケースが多いです。

なぜなら、相談者は最初からお相手の年収が低いことを把握しているため、「結婚後の生活にも多くを望まない」傾向にあるから!また、年収を優先する女性なら、低年収の男性は最初から選びませんよね。

2. 結婚後は専業主婦になりたい

次によくあるご相談は「結婚後は専業主婦になりたい。男性の年収がいくら以上なら大丈夫そうか」というものです。あるいは専業主婦とまで言わなくてもパート・アルバイトになりたい、ということが多いでしょうか。

自立した女性が多いDAILY ANDS読者には少々理解しづらいかもしれませんが、現代でも一定数、この願望を持つ方がいるんです!

ちなみにこのようなご相談では、多くの場合で「基本的に無理」となります。

なぜなら相談者の多くは「単に働きたくない」だけでなく、「働かないけど普通レベル以上の暮らしがしたい」と考えていることが多いから。

なお、こうした女性の希望を叶えるためには年収2000万円以上は必要なことが多いでしょうか。必要年収は単に結婚直後の生活が成り立つかどうか、だけでは測れないためです。どうぞご注意ください!

3. 普通の人と、普通の生活ができればいい

最後にご紹介するのは「普通の人と結婚したい。普通に暮らせればいいです。男性の年収がいくらあれば大丈夫ですか?」というケースです。

一見、簡単にお相手が見つかりそうな気もするのですが、実はこのようなケースの大半は「かなり無理がある」となります。

なぜなら、このような女性のイメージしている「普通の年収」とは「年収600万円以上」と考えていることが多いから。ちなみに年収600万円以上の男性は、働く男性全体の27.6%です。まったく「普通」ではありません。

また「普通の生活」も、中身は「結婚したら子供は3人、子供の成長に合わせて家を買って、年に一度は旅行して」と、約30年前なことが多々。時代の変化にご注意を!

「相手の年収が高ければバラ色」は大間違い!

一般的な婚活初心者のアラサー女性は、結局「お相手の年収」ばかりに目がいくもの。そして「できるだけ高年収の方」を狙いがちです。

年収が高いほどに、何も考えなくても結婚後の将来がバラ色になりそうな気がするからでしょうね。

でもそれは大きな間違いです。婚活で大事なのは「あなた自身が結婚後の生活をどう考えているか」です。

結婚後のことを何も考えてこなかったのなら、この機会にじっくり考えてみましょう。そして絶対に譲れない部分のみを残し、あとは結婚生活に期待しすぎない方がよいでしょう。

ちなみに「結婚生活に期待しすぎないこと」は、実は高年収の男性との成婚率にも強めに影響します。なぜなら高年収な男性ほど「金狙い」への警戒心が高く、また妻には「質素倹約で、安心して家計を任せられること」を求める方も多いですから。

結婚後のことを具体的に考えず、延々と高年収な男性を狙い続けて高齢化……いつまでも婚活から抜けられない女性の典型例の一つです。

先輩方の失敗を糧に、ぜひ幸せをつかんでいってください。

文・婚活FP山本(山本FPオフィス代表)/DAILY ANDS

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