心身ともにデリケートになる妊娠中。そんな妊娠中に予期せぬ出血がおこると誰もが不安になるのでは?と思います。そこで本日は妊娠初期、中期~後期と妊娠の時期別に出血の原因や症状、受診の必要性などについてご紹介します!今妊娠中の方はもちろんですが、これから妊娠を考えていらっしゃる方も是非ご覧くださいね。

妊娠中に急に出血をすると、誰もが一瞬驚いてしまいますよね?特に妊娠中は心身ともにデリケートになっている方も多く、この出血大丈夫?病院に行くべき?など、迷ったり心配になることもあるかと思います*

妊娠中の出血は、問題ないケースもありますが、早急に医師による処置が必要になるケースも考えられます。そこで本日は妊娠初期、中期~後期と妊娠の時期別に出血の原因や症状、受診の必要性などについてご紹介します!今妊娠中の方はもちろんですが、これから妊娠を考えていらっしゃる方も是非ご覧ください◎

妊娠初期の出血

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

妊娠1~4ヵ月目までの期間のことを指す【妊娠初期】。その中でも妊娠0~3週頃までを「妊娠超初期」と言い、妊娠初期と分けて呼ぶことがあります!特にこの妊娠超初期に関してはまだまだ妊娠の自覚症状もなく、妊娠検査薬を使用しても正しい検査結果が出ない時期にあたります*

この期間の出血に関しては、仮に妊娠中の出血であっても生理での出血だと勘違いされる方も多くいらっしゃいます!いつもより早く生理が来た?と思っていたら、実は妊娠していた!だなんてことが起こるのは、妊娠中の出血が関係していることが伺えますね◎そんな妊娠初期に考えられる出血の原因は以下の通り!

  • 着床出血
  • 絨毛膜下血腫
  • 早期流産

妊娠初期で少量の出血があり、他に症状が無い場合は、慌てずに診療時間内に病院を受診しましょう*

着床出血

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)
  • 出血量:少量、ティッシュに付く程度
  • 血の色:ピンク、赤褐色、茶色

着床出血とは、受精卵が着床したあと、絨毛という組織が子宮内膜に入りこむときに、細かい血管を傷つけてしまうことで起こる出血のことを言います*

一般的にこの着床出血が起こるのは、妊娠4週目で、出血は2~3日程度で止まります。着床出血は、正常な妊娠の過程であるため、特に心配する必要はなく、気になるようであれば一度病院を受診すると良いでしょう◎

絨毛膜下血腫

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)
  • 出血量:血腫が大きい場合、大量に出血する可能性有
  • 血の色:鮮血、赤褐色

絨毛膜下血腫とは、絨毛膜と子宮内膜の間に血液が溜まり血腫ができてしまった状態のことを言います*

絨毛膜下血腫の多くは、妊娠中期まで自然になくなるため、深く心配する必要はありません!しかし、子宮内に溜まっている血液の量が多い場合や妊娠中期までになくならない場合には、流産や早産のリスクが高まります。

妊娠初期に大量に出血があった場合は、絨毛膜下出血が疑われるため、早めに病院を受診するようにしてくださいね!

早期流産

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)
  • 出血量:通常の生理程度
  • 血の色:鮮血

妊娠中の出血は、残念ながら流産をしていた場合にも起こります。妊娠初期すなわち妊娠12週目までの流産を早期流産と呼んでおり、早期流産は子宮の収縮によってお腹の内容物が押し出されることによっておこります。

基本的に早期流産の場合は、軽い生理痛のような下腹部の腹痛と少量の出血かで起こるケースがほとんどですが、稀に激しい腹痛や大量の出血を伴うこともあります。もし流産が疑われるような腹痛を伴う出血があった場合は、すぐに病院を受診しましょう!