【妊娠38週目の赤ちゃん④】体中の器官が完成!胎便も!!

妊娠38週目の赤ちゃんは消化器官が完成!胎便も!!

妊娠38週目の頃になると、消化器官も完全に完成しています。そして、腸の中には、役割を終えて身体の中から剥がれ落ちた細胞や、老廃物が便として溜まった「胎便」が貯まるようになります。

この胎便は出産後に赤ちゃんの「はじめてのうんち」になります。

妊娠38週目の赤ちゃんは身体の細かい部分も完成していく!

消化器官だけではなくて、体の細かい部分も完成していきます。髪の毛やまつげ、眉毛なども生えてきます。

爪は指から飛び出してしまうほど長くなり、お腹の中で自分の顔を引っ掻いてしまうこともあります。

エコーには映りませんが、生まれたばかりの時にはまだ生えていない歯も、歯茎の下にすでに準備が整っている状態になっています。

妊娠38週目の頃になると、エコーにはお腹の中で赤ちゃんが指をしゃぶるようすが移ります。これは、お母さんのおっぱいを吸う練習を始めているのだと言われています。

【妊娠38週目の赤ちゃん⑤】胎動ない?胎動が減ることも!

妊娠中のお母さんにとっては、お腹の赤ちゃんの胎動を感じることは、この上ない喜びですよね。

妊娠5か月くらいから胎動を感じ始めると、徐々に胎動は強くなっていき、臨月に入る頃にはかなり強く足を蹴ってきて、胎動をしっかりと感じるようになるものです。

しかし、そんなお腹の赤ちゃんが元気に動いていることをじかに感じられる胎動ですが、妊娠38週くらいになるとあまり胎動を感じなくなる人もいます。

胎動が少なくなり理由は、妊娠38週目くらいになると、お腹の赤ちゃんも出産の準備を始めるために、骨盤の下の方に下がってきます。すると、頭が骨盤に固定されたような状態になり、胎動を起こしたくても赤ちゃんも胎動が出来なくなる場合もあります。

妊娠38週目くらいになって、胎動が急になくなったからと言って、慌てることはありません。赤ちゃんの心拍がちゃんとあれば、胎動が少なくなっても、赤ちゃんの方も出産に向けた準備を進めているという証拠です。

ただ、胎動に関しては個人差が大きく、お腹の中で活発に動いて胎動をいつまでも感じるママも少なくありません。

妊娠38週目のママの様子は?

妊娠38週目のお腹の赤ちゃんの様子はわかっていただけたかと思います。

次に、妊娠38週目のママの様子についてみていきましょう。

まだ出産予定日まで2週間ほどあるとはいえ、いつ陣痛が始まってもおかしくないのが、妊娠38週目になります。

この妊娠38週目のママの体にはどのような変化が見られるのでしょうか。

【妊娠38週目のママ①】おりものが増える

妊娠38週目になると、体が出産に向けた準備を始めます。子宮口も開き始める妊娠38週目になると、おりものの量が増えていきます。

この妊娠38週目の頃から増えていくおりものというのは、出産の準備のためにとても重要な役割を果たしているものです。

というのは、この時期に増えるおりものには、産道をやわらかくして、赤ちゃんが通りやすい準備をしてくれるものなのです。

下着が汚れたりして面倒臭いと感じることもあるおりものですが、大変な出産を少しでも楽にするために必要なものなんですね!!

【妊娠38週目のママ②】骨盤周辺のしびれ

妊娠38週目の頃になると、出産の準備を始めるためにお腹の赤ちゃんが骨盤の中まで降りてきます。

そのために、子宮の中の赤ちゃんと羊水の重量というのが、すべて骨盤の周辺にかかってくるようになり、骨盤の周辺を強く圧迫するようになり、骨盤まわりにしびれや痛みを感じるようになる人も多いものです。

また、坐骨神経も圧迫されるために、下半身にしびれや痛みを感じる人も少なくありません。

出産に向けて仕方がない症状なのですが、神経痛の治療などは妊娠中は出来ません。

温かいお風呂にゆっくりつかって、血流を良くするなど、できる範囲の対策でしのぎましょう。