妊娠39週目の出産の兆候(1)腰痛がピークになる
妊娠39週目の出産の兆候の1つめは、腰痛がピークになることです。妊娠中に腰痛になってしまう人は多いのですが、出産が間近になるとその腰痛はピークになります。
妊娠中は子宮と赤ちゃんの大きさや重さによって支えている腰の筋肉が疲労したり、また骨盤が歪んでしまって痛みが出ることがあります。出産間近になるとひどい時には立っていられないほどの痛みを感じる人もいるほどです。
出産が間近になり胎動や腰痛がピークになると、母体である妊婦さんは動くことが億劫になってしまいます。どうしても家に引きこもるようになってしまい、運動不足になってしまうことがあります。
無理をするのは禁物ですが、あまり体を動かさないでいるとお産がなかなか進まずスムーズな出産ができなくなる恐れがあります。腰痛は湿布などをすると少し緩和されることがありますので、我慢できないほどの痛みの時は妊婦健診で医師に相談すると良いですね。
妊娠39週目の出産の兆候(2)おしるしがある
妊娠39週目の出産の兆候の2つめは、おしるしがあることです。
おしるしとは経血のようなドロリとした粘着性のある出血のことです。およそ数か月にわたって生理が止まっている妊婦さんにとって、おしるしは一瞬ドキッとしてしまうほどビックリしてしまうことがあります。
おしるしは出産が近くなって子宮の収縮が起き、赤ちゃんを包んでいる卵膜と子宮膜に隙間が出来ることによって起こる出血です。
おしるしは流産や早産などの激しい腹痛を伴う出血とは異なり、気付いたら出ていたというケースや、生理痛のような鈍い痛みを伴うことが多くなります。
おしるしはうっすらと下着につく程度の量の人もいれば、かなりの量のおしるしが一度に出る人もいます。おしるしが出た時もすぐに出産が始まるとは限りません。何日かにわたっておしるしが出る人もいますので、まずは慌てずに陣痛が来るかどうか落ち着いて様子を見るようにしましょう。
妊娠39週目の出産の兆候(3)胎動が少なくなる
妊娠39週目の出産の兆候の3つめは、胎動が少なくなることです。
妊娠39週目までくると胎児の動きはとても活発になりますが、いざ出産の準備が始まると実は胎児の胎動は静かになることがよくあります。これは赤ちゃんが出産のためにお腹の下の方へと移動し、お母さんの骨盤の間にすっぽりと入るためだと言われています。
激しかった胎動が急に静かになるとお母さんはとても心配してしまいますが、異常出血や腹痛などが無ければ心配ないケースがほとんどです。
胎動の変化は出産のための兆候の大切な1つとなります。
妊娠39週目の出産の兆候(4)息苦しさや吐き気が無くなる
妊娠39週目の出産の兆候の4つめは、息苦しさや吐き気が無くなることです。
臨月である妊娠39週目の妊婦さんは、大きなお腹に胸が圧迫されて息苦しさや吐き気を覚えることがよくあります。しかし出産が近くなると胎児がお腹の下の方へと移動していくことにより、これまでの息苦しさや吐き気が嘘のように改善されることがあります。
出産が近くなり胸の圧迫が無くなると、気分が良くなって吐き気が無くなり食欲も増してくるという妊婦さんもたくさんいます。今まで体重が増えすぎないように頑張っていた人も、吐き気が強く満足に食事がとれなかった人も、この時期は出産に向けて体力をつけておくためにもしっかりと栄養を取ることが必要になります。
子宮口が開いて陣痛が始まると食事を取る余裕が無くなりますので、食べることが出来る時に十分栄養を確保しておくようにしましょう。