◆トップバリュとブランドそうめん、どちらも悪くない
まずはディスられてしまったそうめんを紹介しましょう。名称は、干しそうめん。原材料は小麦粉と食塩のみ。

揖保乃糸は、600年前から続く伝統的な「手延べ製法」によって作られています。原材料は小麦粉、食塩、食用植物油(綿実油)。小麦粉はオーストラリア産・アメリカ産・国内産・カナダ産を日本で製粉したものであり、兵庫県のご当地食材ではありません。製造工程の中で「熟成(=コクや旨味につながる)」が重要であり、麺同士のくっつきや乾燥を防ぐために麺表面に薄くコーティングする油が使われます。そして麺の生地を切断することなく圧力とひねりで細くしていくことによって、“コシの強いツルツルの食感”が生まれます。

そして価格重視だから品質を犠牲にしたということでもなく、食べ方次第でおいしく食べることはできると、個人的には思います。では実際にできるだけおいしく茹でてみましょう!コツは一つ、とっても簡単です。
◆おいしく茹でるコツは“茹で時間”
表示時間よりも30秒早く上げてしっかり冷やすと、仕上がりが違います。
茹で時間が2分とありますが、私はいつも1分30秒にしています。

今回のようなことは、そうめんに限ったことで起こる問題ではありません。リーズナブルな商品だからこそ、なるべくおいしく食べようとする工夫の姿勢は、おいしい食事を引き寄せるための最強の習慣だと私は考えています。
それでは次に、今回の炎上を良い気づきや学びにすることができるのか?について考えてみました。