今ではさまざまな種類が市販されている猫のフード。
ドライタイプやウェットタイプがありますが、愛猫にとってはどんなタイプが良いのか?どう使い分けるものなのか?など、悩んでしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

こちらでは、豊富なバリエーションで人気の高いウェットフードについて、ドライフードとの違いや上手な選び方などをご紹介します。

1.猫用ウェットフードとは?

ドライフードとの違い

  • 水分量
    ウエットフードとドライフードの大きな違いは水分含有量です。
    10%程度の水分含有量であるドライフードに対し、ウエットフードは75%程度です。

  • 硬さや形状
    ドライフードは丸や四角の粒状をしていて、水分量が少ないため硬さもあります。一方ウェットフードは、ペースト状やパテのようなタイプ、シチューのような液状のもの、フレークタイプのものなど、その形状ややわらかさもさまざまです。

  • 保存性
    ドライフードは水分量が少ないため、適切な管理をしていれば一度開封したものでも長期保存が可能です。一方ウェットフードは、水分量が多いため傷みやすく、開封した当日~少なくとも3日程度のうちには食べきらなければいけません。

  • 価格
    メーカーや種類によって異なりますが、一般的にはウェットフードよりもドライフードの方が、一食分あたりの価格がリーズナブルであることが多いです。

ウェットフードを与えるメリットは?

メリット1 食事で水分を摂取することができる

ドライフードだけで食事を済ませる場合は、水も一緒に摂取する必要がありますが、ウェットフードの場合は、その食事でしっかりと水分も補うことができます。
特に水分を必要とする夏場や、腎臓のケアをしている猫などには大きなメリットと言えるでしょう。

メリット2 香り豊かで嗜好性が高い

ウェットフードはドライフードと比べると、その香りがとても豊か。食欲が低下している時期や、ドライフードだけでは食が進まないときにも最適です。

メリット3 種類が豊富

今ではさまざまな種類のキャットフードが並ぶ中、似たような形状や味になりがちなドライフードと比べ、ウェットフードの味のバリエーションは非常に豊富です。愛猫の好みの味を探すのも楽しみの一つになりそうですね。

メリット4 やわらかくて食べやすい

カリカリと歯ごたえのあるドライフードに比べ、ウェットフードはとてもやわらかいため、歯やあごの弱い老猫や子猫、口腔内の治療をしている猫などにとっても食べやすいフードと言えるでしょう。

メリット5 薬を混ぜることができる

そのウェット感や高い香りから、薬を混ぜても気が付かずにおいしく食べてくれることがあります。ドライフードだけではなかなかうまく混ざらないような薬でも、上手に紛れさせることができるかもしれません。。

2.ウェットフードを与える前に知っておきたいこと

【獣医師監修】猫用ウェットフードのおすすめランキング!選ぶときのポイントなども徹底解説!
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

ご紹介したように、ウェットフードにはさまざまなメリットがありますが、それぞれの猫の特性や健康状態によって注意するべき点もあります。

例えば、お腹をこわしやすい猫にウェットフードばかり与えることによって下痢を引き起こしてしまったり、量や頻度によってはカロリーオーバーとなり、肥満の原因になってしまうことも。
また、それが総合栄養食でない場合は、栄養のバランスが偏ってしまうケースもあります。

毎日の愛猫の食事の中に、どの程度、どのようなウェットフードを取り入れるかは、獣医師に相談しながら決めていきましょう。

なぜ?これまでのフードを食べなくなる理由

これまで与えていたドライフードを食べなくなってしまったため、ウェットフードを検討する飼い主さんも多いのではないでしょうか。
たしかに新しいフードを取り入れることによって食が進むこともありますが、そもそもなぜ、これまでスムーズに食べていたフードを食べなくなってしまうことがあるのでしょうか。

ストレス

引越しや新しい家族が増えるなどの生活環境の変化は、猫にとっては大きなストレスになります。そのようなストレスによって、これまで食べていたフードでも食べなくなってしまうことがあります。

ネオフィリア

猫は「いろいろな物を食べられたほうが生存に有利である」と考える、「ネオフィリア」という習性を持ちます。この習性によって、新しい食感や形状のフードを急に食べたがることがあります。

フードの栄養素が不足している

猫は本来、単独で狩りをしながら生きていく動物であるため、いつでも俊敏に動ける状態であろうとします。そのため、無駄な食べ物でお腹を満たしたくないという本能が働き、生きるうえで必要な栄養素が十分に含まれていないフードは食べなくなる傾向があると言われています。

年齢によるもの

高齢になると食事への興味が薄れたり、嗅覚が鈍ることによってフードへの食いつきが低下することがあります。また、食事の体勢がとりづらくなったり、硬いドライフードだと上手に噛むことができなくなることもあるでしょう。

病気の可能性も

何らかの体調不良でフードを食べなくなることもあります。元気があるか?水分は摂れているか?なども確認しながら、何か気になることがある場合は、動物病院で受診しましょう。

3.猫用ウェットフードの選び方とは?

種類

総合栄養食…ペットフードとしての栄養基準をクリアしたフードで、猫の主食として与えることができます。

栄養補完食(一般食)…これのみで必要な栄養素全てを摂取することはできませんが、ドライフードなどにトッピングすることによって、よりおいしく、かつ水分量やタンパク質をより多く摂取することができます。

形状

ウェットフードには素材の形や食感がそのまま残る「フレークタイプ」、ペースト状になっている「パテタイプ」、水分量が多い「スープ・シチュータイプ」など、さまざまなタイプがあります。愛猫の好みや食べやすさを見ながら選ぶのが良いでしょう。

猫の年齢

例えば成長期を迎えた猫には、高タンパク、高カロリーのものを。老猫には咀嚼しやすく、消化吸収の良いものを選ぶなど、年齢も考慮すると選びやすいでしょう。

内容

炭水化物の摂取を控えたい猫のためのノーグレインフード(穀類不使用)や、有機栽培の原料を使ったオーガニックフード、アレルギーを持つ猫のためのアレルギー対応フードなど、一般的なウェットフード以外にもさまざまな種類があります。
また、腎臓病の治療や予防が必要な場合は、療法食も選ぶことができます。

容器

パウチタイプや缶詰、スティック状のものなどさまざま。
どの容器も持ち運びがしやすいので、外出時や旅行先でも使いやすく便利です。