北欧の民族衣装|デンマークの民族衣装は?
素朴ながらもレトロな可愛さを持つ民族衣装
デンマークは、北欧の他の民族衣装とは一線を画す色使いが魅力です。明るい色よりも、デンマークの国旗の赤と白を基調とした暗めの色が印象的ですね。刺繍や宝石などの豪華な装飾はないものの、どこか懐かしい印象を与えます。
大きな帽子が印象的なデンマークの軍服
頭のもこもこの帽子が印象的なこちらの軍服も、デンマークの民族衣装です。こちらの帽子、実は熊の毛皮で作られています。寒さが厳しい北欧の雪国でもこれがあれば暖かそうですね。スウェーデン同様にデンマークの宮殿でも衛兵の交代式が観光客に大人気だそうです。デンマークを訪れる際には是非ご覧になってみてください。
北欧の民族衣装|サーミ人の民族衣装は?
サーミ人の民族衣装はカラフルな色使いが魅力
サーミ人の民族衣装はその鮮やかな色が特徴です。フェルト地で作られる上着は、民族の女性の手によって織られています。地方ごとに帽子のデザインやフェルトの色、飾りによって違いがあり、柄を見ればどこの出身かがわかるといいます。どこの国でも地域ごとのデザインというのは特徴的なのでしょうか。
彼らはトナカイの肉を食べ、皮をはいで靴を作ります。「ヌツッカート」と呼ばれるもので、先がまるまった可愛らしい形をしています。サーミ人の伝統的な生活には、トナカイが密接に関係しているようですが、現在ではトナカイを飼育しながら暮らすサーミ人は少なくなっているそうです。
北欧随一のサーミ人の工芸品
上の写真は、「ドゥオッチ」というサーミ人が作る手工芸です。錫(すず)のワイヤーとトナカイの革で作るブレスレットで、なんと日本のハンドメイド作家さんでも、フィンランド人から直々に教わったものを販売しています。お値段は普通のブレスレットと比べるとお高めですが、手作りならではの繊細な美しさが楽しめます。
こちらは「ククサ」という、白樺の木から作られたコップで、「これを贈られた人は幸せになる」という言い伝えがあります。材料となる白樺のコブは、大きく育つまで30年ほどもかかるとか。こちらのコップは、日本でも通販で手に入るようです。丸みを帯びた形が美しいこちらのコップは、ちょっとしたプレゼントに最適です。
サーミ人を「ラップ人」とは呼ばないように注意が必要!
以上、北欧のサーミ人の民族衣装についてご紹介してきましたが、最後にサーミ人の呼び方についてもご紹介したいと思います。実は、サーミ人はかつて「ラップ人」と呼ばれていたのですが、これは現在では蔑称と受け取られるため注意が必要です。
というのも、スウェーデンでは昔、トナカイ遊牧のサーミ人がスウェーデン人よりも人種的に劣っているという考えに基づいた法律を施行し、「ラップ人」と呼び差別していたそうです。サーミ人の美しい民族衣装に興味を持った方は、ぜひその差別の歴史についても調べてみてください。
北欧の民族衣装は国によって多種多様
以上、北欧のフィンランド・スウェーデン・デンマーク・サーミ人の民族衣装をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。普段あまり目にする機会のない民族衣装も、実はそれぞれ歴史や個性があります。同じ国でも、地域によって模様や色が違うなど、様々なデザインがあります。
もし北欧に旅行する機会があれば、ぜひ、その国の民族衣装に注目してみて下さい。きっと、美しい衣装に心が躍る体験ができるでしょう。
提供・BELCY
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