ダウンドッグのポーズは、ヨガを始めたら誰もが出会うヨガの基本となるポーズの一つです。
太陽礼拝にも出てきますし、あらゆるポーズとポーズの繋がりにも頻繁に用いられます。
ヨガ初心者の方もできるポーズですが、ヨガに長年親しんできても追求が止まらない奥深いポーズでもあります。筆者自身大好きなポーズです。
今回は、そんなダウンドッグの役割や期待できる効果、正しいやり方について詳しくご紹介していきます。
大事なポイントもおさらいするので、ダウンドッグに苦手意識がある方は必見です。
ヨガのダウンドッグとは
ダウンドッグは、お尻を高く上げて、頭を下げ、全身で三角形を描くようなポーズ。
日本のヨガクラスでは「下向きの犬のポーズ」と呼ばれることもありますね。
犬が伸びをしている姿に似ていることから、この名がつけられたと言われています。
サンスクリット語では「アド・ムカ・シュヴァナーサナ」、英語では「ダウンドッグ」もしくは「ダウンワード・フェイシング・ドッグ」と呼ばれています。
ちなみに筆者がヨガを教わっていたメキシコでは、スペイン語で「ペロ・ボカ・アバホ」と呼ばれていましたので、恐らく世界中の言葉で表現されているのでしょう。
ダウンドッグはヨガでもっとも登場頻度の高いポーズだと言っても過言ではありません。
ヨガの代表的なアーサナである太陽礼拝にも何度も出てきます。
初級者向けのポーズだと紹介されることもありますが、決して簡単にできるわけではありません。
奥が深く、自分が心地良いと感じるまでには、ある程度の時間がかかるポーズだと思います。
しかし、一度身体に馴染んでしまうと虜になるほど心身共に気持ちの良いポーズです。
ダウンドッグで得られる5つの効果・メリット
全身を使うダウンドッグのポーズには、さまざまな効果が期待できます。
またメンタル面にもとても良い影響があります。
さっそくダウンドッグで得られる5つの効果とメリットをご紹介していきます。
パフォーマンスの向上効果
ダウンドッグは身体全体を効果的にストレッチできるポーズです。
特に背中にある広背筋をほぐし、背面の柔軟性をアップさせる効果が期待できます。
しなやかな背中が手に入ると、運動時はもちろん日常的なパフォーマンスが向上します。
動きもスムーズになるので、見た目も若々しく美しくなれます。
美脚効果
ハムストリング(太ももの裏側)やふくらはぎといった脚の背面全体を伸ばすことで、血行が促進され、むくみが解消されます。
その結果、美脚効果をもたらしてくれます。
また、ダウンドッグのポーズを通じて正しい骨盤の位置を身体に馴染ませていくことで、骨盤の傾きにより太もも周りに生じる張り出しを解消する(太ももが細くなる!)効果も期待できます。
肩こり解消効果、猫背解消効果
手で床を押してお尻を高く上げるダウンドッグは、辛い肩こりの原因となるガチガチになった肩甲骨回りをほぐすことのできるポーズです。
また、長時間のスマホ使用により巻き肩になり肩甲骨周りが固まってしまっている方にも効果を発揮してくれます。
猫背の解消にも嬉しいポーズなのです。
疲労回復効果、リフレッシュ効果
ダウンドッグは、体を休めるためのポーズと位置付けられることも少なくありません。
全身のストレッチができ、血行も促進されるので、疲労回復効果を感じられるのです。
頭を下げるポーズなので血流の流れを改善することができ、頭もスッキリと冴えてきます。
リラックス効果
さらに慣れてくると、極上のリラックス感を味わうことができるようになります。
呼吸にも集中しやすいポーズなので、心を無にしやすいことでしょう。
心身ともに癒されるので、筆者自身大好きなポーズです。