つみたてNISAで株主優待は受けられません。なぜならつみたてニーサは、株主優待を受けられる株式に投資することができないからです。
株主優待を受けるためには、特定口座や一般口座で対象銘柄を取引するか、つみたてニーサの口座区分を一般NISA口座へ変更して株取引をすることが必要です。
そこで今回は、これからつみたてニーサを始めたいと考えている人や、すでにNISA口座を開設している人が株主優待をもらう方法を解説します。
- つみたてニーサは株主優待がもらえない
- 特定口座を併用すれば株主優待はもらえる
- 一般NISAに変更すれば株主優待を受けることができる
- 株主優待選びのポイントは「優待内容」と「配当+優待利回り」と「権利付き最終日」の確認
- 株主優待のおすすめ銘柄はヤマダホールディングス、トリドールホールディングス、NSDなど
目次
- 積立NISAで株主優待をもらえるの?
- 優待株の魅力と銘柄選びのポイント
- 一般NISAで買える、株主優待おすすめ銘柄10選
- おすすめ銘柄1:ヤマダホールディングス<9831>の株主優待
- おすすめ銘柄2:トリドールホールディングス<3397>の株主優待
- おすすめ銘柄3:すかいらーくホールディングス<3197>の株主優待
- おすすめ銘柄4:NSD<9759>の株主優待
- おすすめ銘柄5:イオン<8267>の株主優待
- おすすめ銘柄6:ライオン<4912>の株主優待
- おすすめ銘柄7:クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の株主優待
- おすすめ銘柄8:ビックカメラ<3048>の株主優待
- おすすめ銘柄9:KDDI<9433>の株主優待
- おすすめ銘柄10:エクセディ<7278>の株主優待
- 【株主優待株式を買う①】つみたてNISAと特定口座を併用する方法と手順
- つみたてニーサと特定口座の違い
- つみたてニーサと特定口座を併用するメリット
- つみたてニーサと特定口座を併用するデメリット
- つみたてニーサと特定口座を併用する方法と手順
- つみたてニーサと特定口座を併用する注意点
- 【株主優待株式を買う②】つみたてニーサを一般NISAに変更する方法と手順
- つみたてニーサと一般NISAの違い
- つみたてニーサを一般NISAに変更するメリット
- つみたてニーサを一般NISAに変更するデメリット
- つみたてニーサを一般NISAに変更する手順
- つみたてニーサを一般NISAに変更する注意点
- 特定口座や一般ニーサ口座で株主優待がもらえる銘柄を買ってみよう
- 積立ニーサで株主優待はもらえる?についてのQ&A
積立NISAで株主優待をもらえるの?
つみたてNISAの対象商品は、金融庁が選定した「長期・分散・積立」に適していると考えられる214本(2022年7月29日時点、ETFも含む)の投資信託です。投資信託は、簡単にいえば運用のプロにお金を託してテーマに沿った国内外の株式や債券などで運用してもらう商品です。
現物の株式は、つみたてNISAの対象商品に含まれていないため、株主優待をもらえる銘柄には投資できません。
また投資信託の場合、投資先の株式の名義人(株主)となるのは、投資家から集めた財産(信託財産)を管理する信託銀行です。そのため株主優待を受け取れる権利があるのは、投資家ではなく信託銀行となります。
参考:三井住友DSアセットマネジメント「投資信託財産における株主優待物の取扱いに関する基本方針」
では、どのようにすれば株主優待をもらえる銘柄に投資ができるのでしょうか。考えられる主な手段は、以下の2つです。
- つみたてニーサと特定口座を併用して株主優待制度のある銘柄を買う
- つみたてニーサを一般NISA口座に変更して株主優待制度のある銘柄を買う
つみたてNISAと特定口座を併用して株主優待制度がある銘柄を買う
つみたてニーサをしながら株主優待を受けたいのであれば「特定口座」を開設して上場株式を取引すると良いでしょう。
特定口座は、株式や投資信託などを売却したときに利益や損失を金融機関が代わりに計算して「年間取引報告書」を作成してくれる証券口座です。「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があり内容は、以下ようになっています。
特定口座「源泉徴収あり」 | 特定口座「源泉徴収なし」 |
---|---|
・金融機関が利益から20.315%(復興特別所得税を含む)の 税金を差し引き、代わりに納税してくれる口座 ・原則確定申告不要 |
・年間取引報告書をもとに自分自身で 確定申告をして税金を納める口座 |
例えば保有している株式を売却して10万円の利益を得たとしましょう。特定口座「源泉徴収あり」で取引した場合は、2万315円(10万円×20.315%)の税金が金融機関から源泉徴収され残り7万9,685円(10万円-2万315円)が入金されます。
一方特定口座「源泉徴収なし」で取引した場合は、2万315円の税金が源泉徴収されないため、確定申告を行い納税することが必要です。
特定口座で株主優待を実施している銘柄を購入すれば株主となって株主優待をもらえるようになります。さらに株式を発行している企業の業績が好調なら配当金を受け取ることも可能です。
なお証券口座は、特定口座以外にも「一般口座」があります。一般口座では、年間取引報告書は発行されないため、利益に対する税金の計算も自分自身で行い確定申告をして税金を納めなければなりません。
つみたてニーサを一般NISAに変更して株主優待制度がある銘柄を買う
非課税となる上限額などが異なりますが一般NISAも、つみたてニーサと同様に毎年一定金額の投資で得られる利益が非課税になる制度です。すでにつみたてニーサの口座を持っている人は、一般NISAに切り替えることで株主優待をもらえる株式へ投資ができるようになります。
2022年12月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | |
会社名 | ||||||||||
取扱銘柄数 | 185本 | 183本 | 178本 | 157本 | 178本 | 158本 | 22本 | 7本 | 3本 | 1本 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 1,000円 | 100円 | 1,000円 | 1,000円 | 100円 |
積立コース | 毎月 毎週 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
ポイント還元 | Tポイント dポイント Pontaポイント JALマイル Vポイント |
楽天ポイント | Pontaポイント | マネックスポイント | 松井証券ポイント | dポイント | ー | ー | ー | ー |
クレジット カード決済 ポイント還元率 |
三井住友カード 0.5%(※1) |
楽天カード 1%または0.2% (※2) |
au PAYカード 1% |
マネックスカード 1.1% |
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2022年6月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | ||
証券会社 | |||||||||||
手数料 | 10万円 | 99円 | 99円 | 99円 | 0円 | 99円 | 88円 | 137円 | 152円 | 1,100円 | 1,045円 |
50万円 | 275円 | 275円 | 275円 | 0円 | 275円 | 198円 | 440円 | 524円 | 1,897円 | 1,733円 | |
100万円 | 535円 | 535円 | 535円 | 1,100円 | 535円 | 374円 | 880円 | 1,048円 | 3,795円 | 3,465円 | |
最短口座開設日数 | 翌営業日 | 当日 | 翌営業日 | 当日 | 翌営業日 | 3営業日 | 当日 | 5営業日 | 当日 | 3営業日 | |
一般NISA | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
つみたてNISA | 181本 | 183本 | 152本 | 173本 | 171本 | 1本 | 158本 | 7本 | 22本 | 3本 | |
iDeCo | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
投資信託 | 2,652本 | 2,666本 | 1,252本 | 1,612本 | 1,563本 | 10本 | 1,087本 | 990本 | 516本 | 319本 | |
IPO実績 | 74社 | 122社 | 66社 | 56社 | 42社 | 20社 | 81社 | 取扱あり | 50社 | 30社(主幹事) | |
外国株 | 6ヵ国 | 9ヵ国 | 2ヵ国 | 1ヵ国 | 1ヵ国 | × | 2ヵ国 | 4ヵ国 | 19ヵ国 | 17ヵ国 | |
米国株 | 4,577銘柄 | 6,000超銘柄 | 5,000超銘柄 | 497銘柄 | 1,058銘柄 | × | 121銘柄 | 734銘柄 | ○(銘柄数記載なし) | 133銘柄 | |
スマホアプリ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
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2022年6月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | |
証券会社 | ||||||||||
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 2,860円〜 | 137円~ | 50円~ | 1,100円~ | 1,045円~ |
国内株式 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
海外株式 | 6ヵ国 | 9ヵ国 | 2ヵ国 | × | × | 4ヵ国 | 2ヵ国 | × | 19ヵ国 | 17ヵ国 |
投資信託 | 2,652本 | 2,666本 | 1,252本 | 1,612本 | 1,563本 | 990本 | 1,087本 | 10本 | 516本 | 319本 |
NISAでのIPO対応 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
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優待株の魅力と銘柄選びのポイント
株主に対してお金を還元するのが「配当金」ですが、「株主優待」はモノやサービスを還元する日本特有の還元制度です。
株主優待には「株主にお礼の気持ちを伝えられる」「自社株の人気を高められる」など企業にとって多くのメリットがあります。企業のなかには、株主の数が証券取引所に上場するための要件を割らないようにしたり、要件を上回るように増やしたりするために株主優待を実施する企業も少なくありません。
参考:日本ファイナンス学会第 27 回大会発表論文「株主優待制度の導入目的とその効果について」
優待株選びのポイント
銘柄を選ぶときに確認すべきポイントは、いくつかあります。そのなかでも株主優待を目的に投資をする際は、最低でも以下の3つは押さえておきたいところです。
- 優待内容
- 配当+優待利回り
- 権利確定日・権利付き最終日
優待の内容
株主優待をもらうために株式を購入する場合、優待内容を確認しましょう。同じ業種の企業でも優待内容は異なります。
また優待品の量や届く時期も確認しておきましょう。例えば食品や食事券など期限がある優待品を複数もらいたい場合は、届く時期を分散させるのが望ましいです。
品木彰(ファイナンシャルプランナー)
配当利回りと優待利回り
銘柄を選ぶ際は、投資金額に対する配当と株主優待の割合を比較しましょう。配当利回りと優待利回りの合計値を比較すれば、どのぐらいお得な銘柄かが判断しやすくなります。配当利回りと優待利回りの計算方法は、以下の通りです。
- 配当利回り(%):配当金額÷株価×100
- 優待利回り(%):株主優待の価値÷(最低投資金額×100)
参考:マネックス証券「マネクリ|株主優待を利回りで考えるメリット」
例えば1株の株価が1,000円、1株あたりの配当金が10円、株主優待が3,000円分(100株でもらえると仮定)の商品券の場合、利回りは以下のようになります。
・配当利回り(%):10円÷1,000円×100=1%
・優待利回り(%):3,000円÷(1,000円×100株)=3%
・配当+優待利回り:1%+3%=4%
利回りが高いほどお得な銘柄といえるため、優待の内容だけでなく気になる銘柄の利回りも比較して銘柄を選ぶと良いでしょう。
権利確定日・権利付き最終日
株主優待をもらえるのは、権利確定日に株式を持っている人の名簿(株式名簿)に名前が記載されている人です。
株式は、買付をしてから受け渡しされるまでに購入した日を含めて3営業日ほどかかります。そのため株主優待をもらうためには、権利確定日の2営業日前となる「権利付き最終日」までに株式を購入することが必要です。
11月28日(月) | 11月29日(火) | 11月30日(水) |
権利付き最終日 | 権利落ち日 | 権利確定日 |
権利確定日の2営業日前までに 対象銘柄の必要株数を 保有しているのが条件 |
権利付き最終日のあとに 購入しても対象外 |
権利付き最終日のあとに 購入しても対象外 |
1月27日(金) | 1月28日(土) | 1月29日(日) | 1月30日(月) | 1月31日(火) |
権利付き最終日 | - | - | 権利落ち日 | 権利確定日 |
権利確定日の 2営業日前までに 対象銘柄の必要株数を 保有しているのが条件 |
休業日 | 休業日 | 権利付き最終日のあとに 購入しても対象外 |
権利付き最終日のあとに 購入しても対象外 |
ただし株主優待をもらうために株式を購入したいのであれば、権利付き最終日をできるだけ避けるのが賢明でしょう。なぜなら権利付き最終日が近づくと株価は高くなる傾向があるため、高値づかみをしてしまう可能性があるからです。
参考:松井証券「配当金・株主優待狙いの長期投資」
高値づかみとは、相場が上昇している状態のときに使われる。 株価が高値をつけたあたりで株式を買うこと。
引用:野村證券「証券用語解説集」
一般NISAで買える、株主優待おすすめ銘柄10選
実際には、どのような株主優待があるのでしょうか。ここでは、一般NISAで購入できる株主優待おすすめの10銘柄を紹介します。(株価は2022年8月1日の終値)
おすすめ銘柄1:ヤマダホールディングス<9831>の株主優待
ヤマダホールディングス<9831>の株主優待は、全国のヤマダ電機で利用できる500円分の商品券です。100株以上の保有で年間1,500円分(3枚)の商品券をもらうことができ保有株式数に応じて贈呈枚数が増えていきます。
商品券は、税込合計金額1,000円ごとに1枚ずつ利用が可能です。
銘柄 | ヤマダホールディングス<9831> |
---|---|
株価 | 477円 |
最低投資金額 | 4万7,700円 |
1株あたりの配当 | 18円(2022年3月期) |
配当+優待利回り | 約6.9% |
権利確定日 | 3月末、9月末 |
また最低投資金額が4万7,700円と手ごろな点もヤマダホールディングスの魅力です。配当+優待利回りは、約6.9%と高水準となるため、お得度が高い銘柄といえます。
おすすめ銘柄2:トリドールホールディングス<3397>の株主優待
トリドールホールディングス<3397>の株主優待は、「丸亀製麺」や「肉のヤマキ商店」などグループ店舗で利用できる株主優待券です。100株以上の保有で3,000円相当(100円優待券×30枚)をもらえます。株主優待の実施回数は、年2回となるため、優待券合計は6,000円相当です。
またトリドールホールディングスの株式を1年以上継続して200株以上保有すると年2回の優待券は4,000円×2回に増額し、これに加えて3,000円相当の商品券も年2回もらえます。つまり年間でもらえる優待券の合計は、1万4,000円相当です。
銘柄 | トリドールホールディングス<3397> |
---|---|
株価 | 2,581円 |
最低投資金額 | 25万8,100円 |
1株あたりの配当 | 7.5円(2022年3月期) |
配当+優待利回り | 約2.6% |
権利確定日 | 3月末、9月末 |
おすすめ銘柄3:すかいらーくホールディングス<3197>の株主優待
すかいらーくホールディングス<3197>では、グループ店舗で利用できる「株主様ご優待カード」がもらえます。株主優待カードは、全国の「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「ステーキガスト」などで利用できるため、対応店舗が多い点が魅力です。
100株以上を保有していると年間合計4,000円分(2,000円分×年2回)の優待カードがもらえます。300株以上、500株以上、1,000株以上でもらえる優待カードの金額は増えていき1,000株以上保有している場合にもらえる金額は、年間3万4,000円です。
銘柄 | すかいらーくホールディングス<3197> |
---|---|
株価 | 1,598円 |
最低投資金額 | 15万9,800円 |
1株あたりの配当 | 12円(2021年12月期) |
配当+優待利回り | 約3.3% |
権利確定日 | 6月末、12月末 |
おすすめ銘柄4:NSD<9759>の株主優待
ソフトウェア開発や運用サービスなどを提供するNSD<9759>の株主優待は、全国の対応店舗で利用できる「QUOカード」もしくは、さまざまな商品と交換が可能な「優待ポイント」です。
保有株式数が100株以上400株未満の場合、保有期間1年未満で1,000円相当、1年以上で1,500円相当のQUOカードが贈呈されます。QUOカードは、コンビニや飲食店など全国約6万のお店で利用できるため、多くの人にとって使い勝手が良い優待といえるでしょう。
参考:QUOカード
優待ポイントの対象となるのは、400株以上の保有または3年以上の保有のどちらかを満たす株主です。優待ポイントは、肉類や果物、日用雑貨など100種類を超える商品のなかから好きなものと交換できます。
銘柄 | NSD<9759> |
---|---|
株価 | 2,506円 |
最低投資金額 | 25万600円 |
1株あたりの配当 | 52円(2022年3月期) |
配当+優待利回り | 約2.5% |
権利確定日 | 9月末 |
おすすめ銘柄5:イオン<8267>の株主優待
イオン<8267>の株主になると「イオンオーナーズカード」という優待カードが発行されます。イオン系列のお店で買い物をする際にオーナーズカードを提示し現金やWAON(イオンの電子マネー)などで決済をすると保有株数に応じた返金率で返金されるのが特徴です。
返金率は、100株以上400株未満の保有の場合は3%です。例えば対象期間となる半年間で10万円分買い物をすると10万円×3%=3,000円を返金してもらえます。
以下のように保有株式数が多いほど、返金率が上がる仕組みです。
・500株以上:4%
・1,000株以上:5%
・3,000株以上:7%
イオンでお買い物をする機会が多い方にとっては、うれしい優待といえるでしょう。
銘柄 | イオン<8267> |
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株価 | 2,732円 |
最低投資金額 | 27万3,200円 |
1株あたりの配当 | 36円(2022年2月期) |
配当+優待利回り | 約1.3%(配当利回り)+優待カード利用金額により異なる ※返金率3%で6万円利用した場合、1,800円の返金 →約1.3%(配当利回り)+約0.66%(優待利回り) =約1.96% |
権利確定日 | 2月末、8月末 |
おすすめ銘柄6:ライオン<4912>の株主優待
大手生活用品メーカーのライオン<4912>は、100株以上を保有していると新製品を中心とした自社製品の詰め合わせをもらえます。
歯磨きや歯ブラシ、台所用洗剤など日常生活に欠かせない日用品をもらえるため、消費しやすいでしょう。またライオンの新製品を試せる点も魅力的です。
なお保有株式数によってもらえる商品の種類や数は変わりません。
銘柄 | ライオン<4912> |
---|---|
株価 | 1,544円 |
最低投資金額 | 15万4,400円 |
1株あたりの配当 | 24円(2021年12月期) |
配当+優待利回り | 約1.6%(配当利回り)+優待品 ※優待品を2,000円相当と仮定した場合 →約1.6%(配当利回り)+約1.3%(優待利回り) =約2.9% |
権利確定日 | 12月末 |
おすすめ銘柄7:クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の株主優待
クリエイト・レストランツホールディングス<3387>の株主優待は、「しゃぶ菜」「デザート王国」「いっちょう」「磯丸水産」などグループの各店舗で利用できる優待券です。100株以上の保有で年間4,000円相当(2,000円分×2回)の優待券が贈呈されます。
また400株以上の株式を1年以上継続して保有していた場合は、通常の優待金額が1万2,000円(6,000円分×2回)に増額するだけでなく、年2回追加で2,000円分の優待券ももらえます。つまり年間でもらえる優待券合計額は1万6,000円分です。
10万円程度で購入できる銘柄のため、比較的少額投資ができ優待も利用しやすい点は、魅力といえるでしょう。
銘柄 | クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387> |
---|---|
株価 | 1,007円 |
最低投資金額 | 10万700円 |
1株あたりの配当 | 4.5円(2022年2月期) |
配当+優待利回り | 約4.4% |
権利確定日 | 2月末、8月末 |
おすすめ銘柄8:ビックカメラ<3048>の株主優待
家電量販店であるビックカメラ<3048>の株主優待は、全国の「ビックカメラ」や「ソフマップ」、「コジマ」でのお買い物に利用できる優待券です。100株以上の保有で、年間3,000円分のお買い物優待券がもらえます。
優待券は、インターネット通販でも使用でき、家電だけでなく日用品や文房具、お酒なども購入できるため、使い道が広いといえるでしょう。1年以上2年未満の継続保有で1,000円分、2年以上で2,000円分の優待券が追加でもらえるため、長期保有にもおすすめです。
銘柄 | ビックカメラ<3048> |
---|---|
株価 | 1,117円 |
最低投資金額 | 11万1,700円 |
1株あたりの配当 | 15円(2021年8月期) |
配当+優待利回り | 約1.3%(配当利回り)+優待品 ※優待品を3,000円と仮定した場合 →約1.3%(配当利回り)+約2.7%(優待利回り) =約4.0% |
権利確定日 | 2月末 8月末 ※保有期間に応じた株主優待制度の権利確定日は8月末のみ |
おすすめ銘柄9:KDDI<9433>の株主優待
携帯電話事業などを展開するKDDI<9433>の株主優待は「au PAY マーケット商品カタログギフト」です。100株以上を保有する株主は、保有期間が5年未満で3,000円相当、保有期間5年以上で5,000円相当の商品を選べるカタログギフトがもらえます。
カタログギフトには、au Pay マーケットで取り扱われている商品のなかから厳選された全国のグルメが掲載されており、好みに応じた一品を選択可能です。日常生活では、わざわざ購入しないような絶品グルメを選ぶことができます。
銘柄 | KDDI<9433> |
---|---|
株価 | 4,220円 |
最低投資金額 | 42万2,000円 |
1株あたりの配当 | 125円(2022年3月期) |
配当+優待利回り | 約3.7% |
権利確定日 | 3月末 |
おすすめ銘柄10:エクセディ<7278>の株主優待
エクセディ<7278>は、自動車や建設機械向けの部品を製造・販売する企業です。エクセディの株主優待は、3,000円相当のWEBカタログギフトで肉類や海鮮といったグルメ以外にも衣類や生活用品などから好きなものを選べます。
またエクセディの配当利回りは約5.2%で優待利回りと合わせると約6.9%となるため、お得度が高いのも魅力の一つです。
ただし優待の対象となるのは、100株以上の株式を1年以上継続して保有した株主となります。保有株式数や保有期間によって優待内容が変わることはありません。
銘柄 | エクセディ<7278> |
---|---|
株価 | 1,741円 |
最低投資金額 | 17万4,100円 |
1株あたりの配当 | 90円(2022年3月期) |
配当+優待利回り | 約6.9% |
権利確定日 | 9月末 |
2022年12月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | |
会社名 | ||||||||||
取扱銘柄数 | 185本 | 183本 | 178本 | 157本 | 178本 | 158本 | 22本 | 7本 | 3本 | 1本 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 1,000円 | 100円 | 1,000円 | 1,000円 | 100円 |
積立コース | 毎月 毎週 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
ポイント還元 | Tポイント dポイント Pontaポイント JALマイル Vポイント |
楽天ポイント | Pontaポイント | マネックスポイント | 松井証券ポイント | dポイント | ー | ー | ー | ー |
クレジット カード決済 ポイント還元率 |
三井住友カード 0.5%(※1) |
楽天カード 1%または0.2% (※2) |
au PAYカード 1% |
マネックスカード 1.1% |
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【株主優待株式を買う①】つみたてNISAと特定口座を併用する方法と手順
ここからは、つみたてニーサと特定口座を併用する方法を解説します。特定口座を開設して株主優待制度がある株式に投資すれば株主優待を受けることが可能です。
つみたてニーサと特定口座の違い
まずは、つみたニーサと特定口座について説明します。主な違いは、以下の通りです。
つみたてNISA口座 | 特定口座 | |
---|---|---|
年間の投資上限額 | 40万円 | 無制限 |
投資期間 | 2042年まで | 期限なし |
口座開設可能数 | すべての金融機関の中で 一人1口座 |
1金融機関あたり1口座 |
運用益への課税 | 非課税 | 課税20.315% (復興特別所得税を含む) |
損益通算・ 繰越控除 |
対象外 | 適用される |
年間取引報告書 | 発行されない | 発行される |
確定申告 | 不要 | 源泉徴収あり口座:不要 源泉徴収なし口座:必要 |
投資対象 | 金融庁が選定した一定の 条件を満たす投資信託・ETF |
上場株式・ETF・REIT・投資信託・ 国債・MRF・外貨建てMMFなど |
投資方法 | 積立のみ (金融機関によってはボーナス設定あり) |
通常買付・積立 |
つみたてNISAは、最長20年間にわたって非課税で運用できるものの投資できる金額は年間40万円までです。一方、特定口座は年間の投資額に上限はありませんが、利益を得ると20.315%の税金がかかります。
またつみたてニーサは「販売手数料が無料」「信託報酬(銘柄を管理・運用してもらうための経費)が一定以下」など金融庁が定める基準をクリアした商品に限定されています。一方、特定口座は上場株式や債券など幅広い商品へ投資が可能です。
口座開設の制限にも違いがあります。つみたてニーサは、すべての金融機関のなかで1人1口座のみしか口座開設できません。しかし特定口座は、1つの金融機関ごとに1口座開設できるため、複数の金融機関で開設することが可能です。
参考:金融庁
つみたてニーサと特定口座を併用するメリット
一般NISAとつみたてニーサは、併用ができません。そのため現状つみたてニーサを選択していて一般NISAで株式を取引したい場合は、つみたてニーサをやめることが必要です。一方、特定口座とつみたて口座を併用した場合は、つみたてニーサを継続できるメリットがあります。
つみたてニーサと特定口座を併用するデメリット
特定口座で上場株式を取引する場合、売却益(譲渡益)や配当金には20.315%(復興特別所得税を含む)の税金がかかります。株主優待も雑所得として課税対象です。
会社員であれば年末調整の対象となる給与以外の所得が年間20万円以下であれば確定申告をしなくてよいため、所得税を納める必要はありません。
参考:国税庁「確定申告が必要な方」
つみたてニーサと特定口座を併用する方法と手順
つみたてニーサと特定口座のどちらも持っていない場合は、証券口座(総合取引口座)を開設しましょう。総合取引口座は、投資をするために準備をしたお金や購入した金融商品を預かる口座です。
多くの金融機関は、総合取引口座と同時につみたてニーサを申し込めます。口座を開設するときの主な流れは、一般的に以下の通りです。
総合取引口座を開設するときは、特定口座「源泉徴収あり」と特定口座「源泉徴収なし」のどちらかを選択しましょう。すでに総合取引口座がある場合は、つみたてNISAのみの開設を申し込みます。
本人確認書類は、運転免許証や住民票の写し、マイナンバーカード(個人番号カード)などです。マイナンバー確認書類は、以下のうちのいずれか1点です。
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・マイナンバー通知カード
・マイナンバーの記載がある住民票の写し、住民票記載事項証明書
本人確認書類やマイナンバー確認書類と認められる書類は、金融機関によって異なります。また金融機関によっては、必要書類をWEB上にアップロードすることで早ければ1~2営業日でつみたてNISA口座での取引(仮開設ができる金融機関の場合)が可能となる場合があります。
つみたてニーサと特定口座を併用する注意点
つみたてNISA口座と特定口座の損益を合算する(損益通算)ことはできません。損益通算は、取引口座で発生した損失を他の口座の利益と合算できる制度です。
参考:金融庁
例えば40万円の利益がある証券口座Aと20万円の損失が発生している証券口座Bを持っているとしましょう。損益通算をしてA口座の利益とB口座の損失を合算すると最終的に20万円(40万円-20万円)が課税の対象です。
しかしA口座が特定口座、B口座がつみたてNISA口座の場合は、利益と損失を合算できないため、A口座の40万円のすべてが課税の対象となります。
2022年12月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | |
会社名 | ||||||||||
取扱銘柄数 | 185本 | 183本 | 178本 | 157本 | 178本 | 158本 | 22本 | 7本 | 3本 | 1本 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 1,000円 | 100円 | 1,000円 | 1,000円 | 100円 |
積立コース | 毎月 毎週 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
ポイント還元 | Tポイント dポイント Pontaポイント JALマイル Vポイント |
楽天ポイント | Pontaポイント | マネックスポイント | 松井証券ポイント | dポイント | ー | ー | ー | ー |
クレジット カード決済 ポイント還元率 |
三井住友カード 0.5%(※1) |
楽天カード 1%または0.2% (※2) |
au PAYカード 1% |
マネックスカード 1.1% |
ー | ー | ー | ー | ー | ー |
口座を 作る |
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【株主優待株式を買う②】つみたてニーサを一般NISAに変更する方法と手順
次につみたてニーサを一般NISAに変更する方法を解説します。一般ニーサ口座なら株主優待制度を実施している企業の株式へ投資することが可能です。
つみたてニーサと一般NISAの違い
まずは、一般NISAとつみたてニーサを比較してみましょう。以下の通り制度の対象となる商品や非課税期間、非課税投資枠が異なります。
つみたてNISA | 一般NISA | |
---|---|---|
加入できる人 | 日本に住む 20歳以上の人 |
日本に住む 20歳以上の人 |
税制上のメリット | 投資の運用益が 非課税 |
投資の運用益が 非課税 |
非課税投資枠 | 年間40万円 | 年間120万円 |
非課税期間 | 最長20年間 | 最長5年間 |
選べる投資先 | 金融庁が「長期・積立・分散投資」に 適していると認めた投資信託 |
株式投資信託、国内外の上場株式・ ETF・REIT(不動産投資信託)、 ETN(上場投資証券)、新株予約権付社債 (ワラント債) |
お金の引き出し | いつでも可能 | いつでも可能 |
一般NISAは、つみたてニーサの対象外の投資信託やETFにも投資ができます。また現物の株式やREIT(不動産投資信託)などにも投資が可能です。
一般NISAの非課税投資枠は年間120万円でつみたてニーサよりも金額が大きく設定されています。一方、非課税期間は5年とつみたてニーサよりも短いのが特徴です。
つみたてニーサとは異なり一般NISAでは、ロールオーバーができます。ロールオーバーとは、5年間の非課税期間が終了した金融商品を翌年の非課税投資枠に移すことで再び5年間にわたって非課税で運用できる制度です。ロールオーバーを利用することで、最長10年にわたって非課税で運用できます。
参考:金融庁
引用:大和証券「金融・証券用語解説」
引用:大和証券「金融・証券用語解説」
つみたてニーサを一般NISAに変更するメリット
一般NISAの投資対象には、上場株式が含まれているため、株主優待をもらえる銘柄に直接投資できることがメリットです。
つみたてニーサを一般NISAに変更するデメリット
一般NISAの場合、株主優待をもらえるすべての株式に投資ができるわけでありません。なぜなら一般NISAの口座で購入できるのは、最低取引価格が年間の非課税枠の120万円以内の株式に限られるからです。
国内株式は、原則1単元(100株)ごとの取引となります。
つみたてニーサを一般NISAに変更する手順
つみたてニーサから一般NISAに変更する方法は、同一金融機関か別の金融機関かで手続きが異なります。
同じ金融機関で口座の区分を変更するときは「非課税口座異動届出書」を提出します。一般的な流れは、以下の通りです。
NISA区分だけでなく金融機関も変更をする場合は、現在の金融機関と新たに口座を開設する金融機関の両方で手続きが必要です。また金融機関による審査や税務署による確認も再び受けることになります。一般的な手順は、以下の通りです。
つみたてニーサを一般NISAに変更する注意点
年内につみたてニーサで取引をしていると翌年まで一般NISAに変更できません。
1円でも非課税枠を使った場合は、10月1日~12月31日に区分変更手続きをすれば翌年から一般NISAに変更されます。同じ年にNISAの区分を変更するのであれば、9月末までに手続きを終えることが必要です。
2022年12月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | |
会社名 | ||||||||||
取扱銘柄数 | 185本 | 183本 | 178本 | 157本 | 178本 | 158本 | 22本 | 7本 | 3本 | 1本 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 1,000円 | 100円 | 1,000円 | 1,000円 | 100円 |
積立コース | 毎月 毎週 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
ポイント還元 | Tポイント dポイント Pontaポイント JALマイル Vポイント |
楽天ポイント | Pontaポイント | マネックスポイント | 松井証券ポイント | dポイント | ー | ー | ー | ー |
クレジット カード決済 ポイント還元率 |
三井住友カード 0.5%(※1) |
楽天カード 1%または0.2% (※2) |
au PAYカード 1% |
マネックスカード 1.1% |
ー | ー | ー | ー | ー | ー |
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特定口座や一般ニーサ口座で株主優待がもらえる銘柄を買ってみよう
つみたてニーサでは、現物の株式を購入できないため、株主優待をもらうことができません。株主優待をもらえる株式に投資をするためには「特定口座を開設してつみたてニーサと併用する」「つみたてニーサを一般NISAに変更する」のどちらかを選びましょう。
つみたてニーサをしたいのであれば、特定口座と併用して優待株を取引すると良いでしょう。配当金や株主優待、売却益を非課税にしたいのであれば一般NISAでの取引が向いています。どちらにも一長一短があるため、自分に合ったほうを選んでみてください。
積立ニーサで株主優待はもらえる?についてのQ&A
・特定口座
・一般口座
・一般NISA口座
特定口座や一般口座は、つみたてニーサと併用ができますが株式の売却益や配当金などは課税対象となります。一般NISAであれば年間120万円までの投資で得た利益が非課税ですが、つみたてニーサとの併用はできません。
・ヤマダホールディングス<9831>
・トリドールホールディングス<3397>
・すかいらーくホールディングス<3197>
・NSD<9759>
・イオン<8267>
・ライオン<4912>
・クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>
・ビックカメラ<3048>
・KDDI<9433>
・エクセディ<7278>
自社製品や自社グループで利用できる優待券、カタログギフトなど銘柄によって優待内容は異なります。例えばヤマダホールディングスは、100株以上で年間1,500円分の優待券をもらうことが可能です。同銘柄は、5万円以下(2022年8月1日時点)で購入でき配当+優待利回りが約6.9%と高水準となるため、魅力的といえるでしょう。
またすかいらーくホールディングスの「株主様ご優待カード」は、グループ内で利用できる店舗が多く全国のガストやバーミヤン、ジョナサンなどで利用できます。
・一般ニーサ口座で購入した株式や投資信託などでいくら利益が発生しても非課税期間内であれば税金がかからない
・一般NISA口座で発生した利益は非課税のため、確定申告が不要
・つみたてニーサでは、対象外の上場株式へ投資ができる
例えば一般ニーサ口座で110万円分購入した株式銘柄が3年後に140万円に値上がりしたとしましょう。特定口座や一般口座で取引していた場合は、30万円(140万円-110万円)の利益に対して20.315%(復興特別所得税を含む)の税金がかかります。
そのため6万945円(30万円×20.315%)の税金を納めなければなりません。しかし一般ニーサ口座で取引をした場合は、30万円の利益分が非課税となるため、まるごと利益を受け取れます。
また一般NISA口座での取引では、税金がかからないため、確定申告は不要です。
・1人につき1口座しか開設できず、つみたてニーサとの併用ができない
・損失が発生しても他の証券口座と損益通算ができない
・特定口座や一般口座とは異なり損失を翌年以降に繰り越して利益から控除できない
一般NISA口座は、すべての金融機関のなかで1人1口座しか開設できません。また一般NISAとつみたてニーサは、同年度で併用できないため、どちらか一方を選ぶことが必要です。
一般ニーサ口座で損失が発生したとしても他の特定口座と損益通算して利益と相殺できない点もデメリットといえるでしょう。特定口座や一般口座であれば商品の売却で発生した損失が他の利益から控除しきれなかった場合、翌年以降3年間にわたって繰り越せます。(確定申告は必要)
しかしNISA口座で発生した損失は繰り越せないため、翌年以降の利益と相殺できません。
・優待内容
・配当+優待利回り
・権利確定日・権利付き最終日
株主優待銘柄を選ぶときは、優待内容を確認し自分自身や家族の生活にとって役立つものがもらえるかどうかを考えることが重要です。また配当利回りと優待利回りの合計を比較しておけばよりお得な銘柄を選びやすくなるでしょう。
さらに権利確定日や権利付き最終日を確認することも大切なポイントの一つです。株主優待は、権利付き最終日に対象となる銘柄を保有していないといけません。銘柄のなかには「1年以上継続して保有」「200株以上保有」など条件が設けられているものもあるため、しっかりとチェックしたうえで権利付き最終日まで対象の株式を保有していること必要です。
また権利付き最終日が近づいてくると株価が上がってくる銘柄もあるため、高値づかみが避けやすい購入のタイミングを考えることも大切です。
■保有資格
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
■保有資格
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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