生後5か月の赤ちゃんの写真撮影
続いて、生後5か月の赤ちゃんの撮影方法をご紹介します。できることがさらに増え、さまざまな表情や動きが撮影できるのがこの時期です。ただし、昨日までできなかった動きが今日にはできるようになっている、という場合があるので、予想外の動きで赤ちゃんへの危険が生じないように注意して撮影をおこないましょう。
生後5か月頃の赤ちゃんの特徴
生後5か月頃の赤ちゃんは、早い子であれば寝返りができるようになります。寝返りを繰り返すことで移動ができるようになり、自分の興味のあるものの方向へどんどん進んでいくことも。固定したカメラでコマ送りのような写真を撮っても面白いですよ。
また、離乳食がはじまるのもこの頃です。どんな食べ物が好きだったのか、どんな表情で食べていたのかを撮っておきましょう。大きくなった時に一緒に見返すのも楽しみですね!
赤ちゃんの「はじめて」を撮影しよう
離乳食の際、はじめて食べるものへの反応を撮影してみましょう。驚いた表情やかわいい表情が撮れますよ。ポイントは、しっかり表情を見ながらシャッターチャンスを待つことです。連写を使うとタイミングが取りづらく、絶好の一瞬を撮り逃してしまう場合があるので注意しましょう。
はじめての感触、はじめての景色、はじめて会う人など、赤ちゃんにとってたくさんの「はじめて」があります。大切な思い出のひとつとして、さまざまな表情を撮影しましょう。赤ちゃん本人にとっても大切な一枚になりますよ。
一瞬を逃さない!おすすめのカメラ設定
せっかくいい表情をしているのに、手ブレやピンボケしてしまっている。写真を見ていて、そんな経験をしたことはありませんか?一瞬の表情を捉えることが大切な赤ちゃんの撮影では、カメラの設定を変えながら写真を撮ることが難しいですよね。
そこでおすすめなのが、「プログラムオート」設定で撮影を行うことです。プログラムオートは、カメラが被写体の明るさに応じて自動でシャッタースピードと絞り値を決定します。それ以外の設定は変わりません。また、プログラムオート設定中は、「プログラムシフト」機能を使い、カメラが決定した絞り値を簡単に変更することもできます(方法はカメラの機種により変わります)。
一瞬の表情を逃さないためには、とても便利なモードです。ぜひ試してみてくださいね。
生後6か月の赤ちゃんの写真撮影
続いて、生後6か月の赤ちゃんの撮影方法をご紹介します。1歳になるまでの半分にあたるため「ハーフバースデー」と呼ばれるお祝いを迎える時期です。ここまでの健やかな成長をお祝いしましょう。
生後6か月頃の赤ちゃんの特徴
生後6か月頃の赤ちゃんは、早い子であれば一人で座れるようになります。とはいえ、まだまだ安定はしていないので、お座りポーズの写真撮影はアシスタントがいる時におこないましょう。
また、乳歯が生えはじめるのも生後6か月頃です。この時期だけのかわいい表情をぜひ写真に残しましょう。
立体感のある写真を撮影してみよう!
ハーフバースデーのお祝いの撮影では、今までとは違う「立体感」のある写真を撮ってみることをおすすめします。赤ちゃん用のイスなど安定して座らせてあげられる場所を用意して、その後ろに背景として小道具を置きましょう。
寝転がったポーズが平面的になりやすいのに比べて、立体的な写真を撮ることができます。お祝いのイメージに合わせて風船やお花、ガーランドなど小道具を選んでみてくださいね。
ボケを使おう!おすすめのカメラ設定
写真に立体感を出したい時は、カメラの設定を絞り優先モードにして、絞りを開けて(F値を小さくして)撮影しましょう。被写体にピントを合わせることで、背景がボケて、立体感を演出できます。また、背景だけではなく、被写体とカメラの間にも小道具を置き、前ぼかしをつくることでさらに立体感が増します。
レンズは望遠よりで撮影した方がきれいなボケをつくることができます。ただし、望遠にすると、被写体との距離をとらなければならないため、注意が必要です。誰かに、赤ちゃんをすぐに支えられる場所にいてもらうようにしましょう。
赤ちゃんのたくさんの「はじめて」を写真に残そう
0歳の赤ちゃんの写真には、たくさんの「はじめて」がつまっています。自然に一瞬を切り取るイメージで写真を撮っていくことで、おしゃれな成長記録アルバムが出来上がりますよ。
家の中の撮影でも、窓から入る太陽光の強さや角度、照明の違いで一気に雰囲気の違う写真が撮れます。ぜひ、すぐに手に取れる場所にカメラを置いて、いろいろなパターンの「はじめて」を撮ってみてくださいね。
提供・トランカ
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