0歳の赤ちゃんと過ごす日々は、毎日が記念日です。しっかりと写真に残したいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、生後4か月〜6か月ごろの0歳の赤ちゃんの写真を楽しく撮影する方法をご紹介します。
生まれたて〜生後3か月ごろの赤ちゃんの写真撮影については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
[講師]フォトグラファー aimi
豊かな表情を写真に撮ろう!0歳の赤ちゃん写真の撮り方
まずは、生後4か月〜6か月頃の赤ちゃんの様子についてご紹介します。0歳の赤ちゃんは、月齢によってできることや表情が異なるので、ぜひその変化に注目して撮影をしましょう。
4〜6か月の赤ちゃんの写真撮影
生後4か月〜6か月頃の赤ちゃんは、それまでと比べてさらに表情が豊かになり、動きも大きくなります。コミュニケーションがとれるようになるため、声がけをすることで撮影がしやすくなります。赤ちゃんの好きな音やおもちゃなどを使うのもおすすめです。
また、この頃の赤ちゃんは、生活リズムが安定してきます。機嫌のいい時間帯もわかるようになるため、撮影の時間がつくりやすくなりますよ。
アシスタントがいれば、さらに撮影しやすい!
0歳の赤ちゃんの写真撮影は、思う以上に大変です。できれば誰かにアシスタントについてもらうと、一気に撮影がしやすくなりますよ。
アシスタントは、赤ちゃんに向いてほしい方向の先で、おもちゃで気を引いたり声がけをします。カメラマンは、声を出さずにシャッターを切る役に徹します。ファインダーをのぞいたまま、赤ちゃんがいい表情になった瞬間にシャッターを押しましょう。
生後4か月の赤ちゃんの写真撮影
ここからは、0歳の赤ちゃんの月齢ごとの写真撮影について説明していきます。まずは、生後4か月の赤ちゃんについてご紹介します。この頃の赤ちゃんはどういった様子なのか、またどのように撮影するとよいのか、ぜひ参考にしてくださいね。
生後4か月頃の赤ちゃんの特徴
生後4か月頃の赤ちゃんは、首がすわり手足の動きがさかんになります。うつぶせにすると、しっかり頭を上げることができるので、かわいい表情を写真に撮ることができますよ。
また、さまざまな感覚が発達するため、動くものや音などへの反応も大きくなります。おもちゃへ手を伸ばそうとする動きのある写真や、あやす声に反応した瞬間の豊かな表情の写真も撮ってみましょう。
赤ちゃんの「動きを写す」撮影方法
少しぎこちなくてかわいい赤ちゃんの「動き」を撮影する方法をご紹介します。ぜひ誰かにアシスタントをお願いして撮影しましょう。
以下の手順で撮影を進めます。
- 赤ちゃんのすぐ目の前に赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを差し出す(音が鳴るおもちゃだと反応がいい場合が多いのでおすすめです)
- 赤ちゃんがおもちゃを触ろうと手を出した時に、ゆっくりとそのおもちゃをカメラのレンズの上まで移動させる
- おもちゃを触ろうとカメラに向かって手を伸ばしているところを撮影する
どうですか?動きがあるカメラ目線の写真は撮れましたか?ポイントは、シャッターを切るタイミングです。アシスタントがいる場合は、誘導役はアシスタントに任せて、カメラマンはしっかりファインダーをのぞいたままシャッターチャンスを待ちましょう。
また、アシスタントがいない場合は、三脚を使います。あらかじめカメラの向きは決めておいて、撮影中はファインダーをのぞかず、赤ちゃんの目を見て話しかけながら撮りましょう。
ブレを回避する!おすすめのカメラ設定
動きのある赤ちゃんの様子を撮る場合、写真のブレに注意が必要です。写真のブレは、シャッタースピードが遅い、もしくはシャッターを切る瞬間に手がブレていることが原因でおこります。
特に屋内で撮影する場合は、思っている以上にシャッタースピードが遅くなっていることがあるので気をつけましょう。絞りを開けるか、ISO感度を高めてシャッタースピードが1/60より遅くならないように調整します。手ブレが気になる場合は、カメラを支える左手のひじを、テーブルなどに置くと安定しますよ。うまくいかない場合は、三脚を使うのもおすすめです。