初詣、合格祈願、成人式等の撮影スポット、結婚式、厄払い、観光等、人生で一度は訪れる神社。その神社において、ぜひお薦めしたいのが「青井阿蘇神社」。茅葺きの建物としては唯一の国宝指定となっている、1200年の歴史を誇る由緒ある神社の魅力にせまります。
青井阿蘇神社とは?
青井阿蘇神社(あおいあそ-)は約1200年前(大同元年806年)に創建された歴史ある神社です。祀られているのは、神社のある人吉球磨(くま)地方の開拓の守護神とされている3つの神々です。
創建された場所には意味がある!
神社がある場所には、ちゃんと意味があるのはご存知でしょうか。四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)と関わりがある場所とされており、この四神に守られている地は未来永劫吉祥の地と考えられております。
東を守る青龍は川に棲み、西を守る白虎は道に棲み、南を守る朱雀は池に棲み、北に住む玄武は山に棲むとされております。
実際に、平安京の都は、東は鴨川、西は大路、南は巨椋池、北は北山という地に造られており、青井阿蘇神社も東は球磨川・山田川、西は大路、南は蓮池、北は村山という地に造られているのです。平安京の都と似たような地形の場所に創建されているというのは、凄いですね。
五棟が国宝指定
入口から続く「楼門」「拝殿」「幣殿」「廊」「本殿」の五棟一連は、4年間にわたって造られたものです。一連の御社殿がすべて同時期に造られたものというのは全国的にも非常に貴重なようです。平成20年6月9日、九州では約55年ぶり、熊本県内では初めて国宝に指定されています。
国宝指定されている五棟一連の一つの楼門がこちらです。
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