企業側からの質問でも考えてみよう

「今後、弊社でやってみたいことはありますか?」

これも、比較的中途採用の面接でよくされる質問ですね。よくある回答としては

「これまでの経験を活かして御社でキャリアアップしていきたいです」

などですが、これもまた漠然とした回答なのでNGです。

採用担当者は「あなたが思うキャリアアップとはなんですか?」と聞き返すでしょう。

例えば、同じキャリアアップでも、24歳が語る場合と35歳が語るのでは、同じ言葉でも意味合いが変わってきます。

この答えを回答とするならば、自分がいま何歳で、転職市場においてどういうフェーズにいるのかを自分で把握していることが必須となります。

つまり自分を客観視できているかどうか、自己理解できているか。また、企業理解をしているかということです。

この質問に限らず自分の立ち位置や目標までの距離感が把握できていないと、聞こえが良いだけのありがちな回答になってしまうのです。

例えばこの回答であれば、

・会社組織の中で何を成し遂げたいのか(企業理解)
・なぜいまの環境ではそれが叶わないのか(自己理解)
・転職先ではなぜ叶うと思ったのか(企業理解・自己理解)

などを考えておき、伝える必要があります。

理由まで明確にしておけば、自分のエピソードが自然と絡むので、あなたの考えや明確なビジョンをアピールできるでしょう。

いずれにせよ、具体的な話ができないと、形だけの面接で終わってしまうのです。

<面接の回答>まとめ

面接の受け答えはマニュアル本を暗記するだけでは、形骸化したものになってしまいます。

マニュアル本は、多くの人に手にとってもらわなくてはいけないもの。

そのため、誰がその内容を伝えても当てはまるように、大まかな内容だけが記載されているからなのです。

しかし、それらの本が悪いわけではありません。

むしろよくある質問をまとめており、参考になる部分もたくさんあります。

せっかくマニュアル本を手に取るなら、質問例を見て、自分ならどう答えるか?を具体的に考えていくような能動的な使い方がおすすめです。

受け答えを考える時に大切なのは、「志望企業を知ること」と「自分という人間を知ること」。

企業理解と自己理解を深めることで、その考えに基づいた、うわべだけではない受け答えができるようになるでしょう。

ピンポイントで「あの質問が来たらこう返す」と部分的に想定しておくのではなく、「自分はこういう経験をしてきたから、こう返す」「志望企業に対しこう考えているから、こう返す」という理解のもと、面接に挑むことをお勧めします。

面接ではここが重要!MAPにも是非ご相談ください。

・企業理解と自己理解を深めておく
・理解に基づいた受け答えは具体性があり説得力がある
・20代後半は、やる気・ポテンシャル補正はない。深く掘り下げた回答で勝負


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