話を聞かない後輩、頼りにならない同僚、やたら細かい部分を指摘する上司……。

普段の交友関係とは異なり、様々な年代、性格の人と共に働く職場では、苦手な人や合わない人がいても不思議ではありません。

良いところに目を向けようとしても、どうしてもイライラしてしまったり、何気ない一言に落ち込んだりしてしまうことも。特に、仕事に責任を持って向き合う人ほど、考え方やスタンスの違いが大きい人に対してネガティブな感情を持ってしまうでしょう。

ただでさえ忙しく、ストレスフルな毎日。ネガティブな感情に振り回されてしまう前に、少しだけ捉え方を変えると楽になるかもしれません。ここでは考え方を変えるいくつかの方法をお伝えします。

相手の性格を分類して、対処法を考える

【タイプ別取扱説明書】後輩・同僚・上司…イライラするときは考え方を変えてみよう!
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/graph-1024x682.jpg、ぱくたそ、『lovely』より引用)

苦手な相手でもコミュニケーションを諦めず、建設的に関係を築こうとする場合におすすめの考え方です。

まずは身の回りの人たちを4パターン=4人のキャラに分け、それぞれに応じたコミュニケーション方法を試してみましょう。

そもそも、どんなキャラクターがいるの?

当たり前ですが、人の性格は様々なので、一概に分類することはできません。けれども、あくまでも大まかな傾向として、ざっくりと下記の4つのキャラに分類することができます。

  • 好きなものは効率と成果。そして成果を出せる俺!ビジネスライクな兄貴(姉御)肌のリーダータイプ
  • 好きなものはおしゃべりと楽しいこと。とりあえず楽しそうだし勢いでやってみよ!コミュニケーション命の陽キャタイプ
  • 好きなものは計画と準備と確実性。臨機応変より常に正しい結論を導き出すことが大事でしょ?几帳面な研究者タイプ
  • 好きなものは秩序と平穏。毎日穏やかに、みんなと自分が仲良く過ごしていればそれだけで十分です!平和主義者タイプ

こんな人、周りにいるかな?と思った方もいるかもしれません。では、それぞれのキャラクターの分類方法を見てみましょう。

見分けるポイントは「話し方」と「表情」!

まず、リーダータイプと陽キャタイプは、どちらも能動的に人に働きかけて目的を達成しようとするタイプです。「話す」「聞く」で分けるなら「話す」、「攻める」「守る」なら「攻める」を選ぶタイプです。

一方、研究者タイプと平和主義者タイプはやや受動的。人から働きかけられたことに対して、どのように反応するかを考えるタイプです。「話す」「聞く」で分けるなら「聞く」、「攻める」「守る」なら「守る」を選ぶタイプです。

この違いが如実に出るのが話し方。リーダータイプと陽キャタイプはやや早口であったり、饒舌気味。研究者タイプと平和主義者タイプは落ち着いた穏やかな語り口で、そもそも口数が少ない方もいるでしょう。

もう一つのポイントは表情です。リーダータイプと研究者タイプはそれほど感情を表情に表しません。話す時も聞く時もクールな表情でいることが多く、リアクションも薄めです。

陽キャタイプと平和主義者タイプは感情豊かな表現をすることが多く、特に陽キャタイプは話す際に擬音をよく用いたり、喜怒哀楽がはっきりしています。平和主義者タイプはいつもにこにこしながらうなずいてくれることが多いでしょう。

まとめると、

  • 口数が多く、表情がクール → リーダータイプ
  • 口数が多く、表情豊か → 陽キャタイプ
  • 口数が少なく、表情がクール → 研究者タイプ
  • 口数が少なく、表情豊か → 平和主義者タイプ

である傾向が高いです。ぜひ、周りの人を当てはめてみてくださいね。