御本宮
旭社を過ぎ、緑に囲まれた景色の中で細く長くのびた階段の先に、ようやく御本宮の鳥居が見えてきます。785段を登りきった達成感もあり、御本宮へのお参りは感動もひとしお。
そしてお参りの後に注目してもらいたいのが、本宮に吊るされている提灯。なんて読むの?と不思議に思われるかもしれません。これはの頭文字「金」を隷書体で書いたもので、御社紋と呼ばれる神社の御紋なんです。地元では「まるこん」と呼ばれて親しまれています。
参道のお土産屋さんでも○に金と書かれた団扇(うちわ)などが売られていますが、そちらは楷書体。御本宮と同じ書体の「まるこん」は、御本宮と直轄の6社だけしか使えない、特別な御紋なんですよ。
そして何と言っても見て欲しいのは、785段を登ったからこその絶景!讃岐平野の先には、遠く瀬戸大橋を望むことも出来ます。
御本宮〜奥社まで(583段)
御本宮で英気を養ったら、奥社に向けて再出発です。絶景を望める展望台の後方に、奥社へと続く階段が伸びています。鳥居の両側には、奥社でしか手に入らない「ニュー天狗守り」の紹介が展示されています。
白峰神社
奥社までの途中、北原白秋の歌碑や武雷尊や誉田和氣尊を祀る常磐神社を過ぎ、923段目に現れるのが白峰神社。崇徳天皇を御祭神とし、全体的に美しい朱色で彩られています。
この付近には紅葉の大樹が多いことから「紅葉谷」とも呼ばれていて、秋には美しい紅葉を眺めることが出来ます。
白峰神社にも御守所がありますが、こちらでは天狗守りの入手は出来ませんのでご注意を。
菅原神社
白峰神社を過ぎてしばらくすると、菅原神社が見えてきます。こちらの御祭神は讃岐守を務めたこともある菅原道真公。天満宮や天神様として有名な、文筆・学問の神様です。そしてこの菅原神社の時点で974段目。まだまだ先は長いです!
その後はひたすらに長い長い階段登り、途中平坦な道を経て1,098段目卯花谷休息所という東屋があります。東屋の正面の鳥居の先には、ラストスパートとばかりに200段近く続く階段が待ち受けていますので、ぜひここで一息入れることをお勧めします。
奥社(厳魂神社)
合計1,368段の階段を登りようやく辿り着くのが、金比羅宮奥社、正式名称を厳魂(いずたま)神社といいます。ここに金刀比羅教の教祖である厳魂彦命が祀られています。
岩肌と山の緑に囲われた中で朱色が映えますね。奥社の西側には断崖があり、その上方には天狗と烏天狗の彫物が展示されています。かなり上の方なので、目を凝らしてよ〜く見てくださいね!
奥社からの眺望は先に紹介した御本宮よりもさらに素晴らしく、琴平の町から讃岐富士、さらに遠くの瀬戸内海まで一望することが出来ます。登った人だけが味わえるこの景色、ぜひ多くの方に見て頂きたい絶景です。
奥社限定! 天狗守り
そしてこちらが奥社でしか手に入らない限定の天狗守り。黒を基調とし、天狗と烏天狗が刺繍されたデザインが渋いです。紐の部分は赤と白の二色あり、好きな色を選ぶことが出来ます。
最後に
女性の足で順調に登っても往復2時間ほどかかる道のりを、長く急な階段がほぼ休みなく待ち構えています。つい御本宮までで踵を返してしまいそうになりますが、その先にある絶景と天狗守りを目指して、ぜひ頑張って登り切ってください。
達成感と最高の景色が待っていますよ!
提供・トリップノート
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