ヨガでできる声のアンチエイジング

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ウジャイ呼吸

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

声帯筋を活性する方法は検索すると声の出し方からストレッチ、呼吸法までさまざまなものが紹介されていますが、日頃からヨガを練習している人たちは、無意識に声帯筋のトレーニングができています。

最も優しく効果的なものが、「ウジャイ呼吸」です。

ウジャイ呼吸は、喉の奥を少し引き締めて呼吸の摩擦音を立てながら行う鼻呼吸です。

ウジャイ呼吸で血行が促進される、体が温まる、インナーマッスルが鍛えられる、心が落ち着く、呼吸量が増えるなどの嬉しい効果が得られますが、声帯付近を刺激しているので、声帯筋のトレーニングになるだけでなく、甲状腺や自律神経系を整える効果まで得られるのです。

やり方

  1. 楽な姿勢で座る
  2. 喉の奥を引き締める感覚を掴むために、手のひらを温めるように口から息をは〜っとはいたり、窓を拭く時に息をは〜っとはいてみる
  3. ②の時の息の吐き方を、少しあごを引いて口を閉じて鼻から息を吐きながら同じようにしてみると、喉の奥で吐く息の摩擦の音が聞こえる
  4. そのまま口を閉じで鼻から息を吸い、口を閉じたまま鼻から息を吐き出し、意識を呼吸の摩擦の音に向けたまま1〜5分ほどゆったりとした呼吸を繰り返す

肩立ちのポーズ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

肩と後頭部でバランスを取り、両脚を天井方向に持ち上げる肩立ちのポーズは、「ヨガの女王様」と呼ばれるくらい大事なポーズの一つ。

このポーズはそもそも喉が詰まるので「息苦しい」と感じるポーズの一つですが、ウジャイ呼吸をして肺にしっかり呼吸を送るイメージを持って行うと驚くほど楽になります。

ただしこのポーズは上級ポーズで、首や肩、腰が硬くても苦しく感じるポーズなので、全身を太陽礼拝などでほぐしてから行うようにしてください。

喉のバンダを引き締めたウジャイ呼吸ができるようになってくると肩立ちのポーズでもウジャイ呼吸ができるようになり、ウジャイ呼吸ができることで肩立ちのポーズが楽になり、このポーズが好きになるという人は年齢に関係なく多くいらっしゃいます。

やり方

  1. 仰向けになる
  2. 両膝を胸に寄せる
  3. 手を腰に当てて両脚を可能な範囲で天井方向に持ち上げる
  4. 肩と肘と後頭部でしっかりバランスを取り、爪先まで意識を持って天井に脚をピンと伸ばし、ウジャイ呼吸を行いながら30秒〜1分キープする
  5. 両脚を曲げて胸の方に寄せて腰を伸ばしポーズから安全に出る

喉を鍛えると二重顎が取れると、小顔になるといった美容効果も!

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ウジャイ呼吸や肩立ちのポーズ、他にもヨガでは首回りをストレッチしたり、頭を心臓より下に下げるポーズが多くあり、これらで喉や声帯を鍛えることができ、また呼吸を深く行うことも声の若さの維持につながります。

40代、50代くらいからヨガをはじめた女性の中には「小顔になった」「顎のたるみがとれた」と言った効果を話してくれる人が多くいますが、そういう人は知らない間に声もしっかり出るようになっているケースが多いのです。

声も含めて若くいよう

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

いかがでしたか。声のエイジングケアにまで意識がいかない人が多いですが、最近は声のSNSも流行っていて、声は「名刺」と言っても良いほど自分自身を表現する道具の一つです。

声は磨くことができるとされますので、現時点で声の老化を感じていない人も自分の声や喉に意識を向けて大切にしてほしいと思います。

提供・yoganess



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