臨月に黄緑のおりものが出た?
臨月に黄緑色のおりものが出た場合、今まで説明した病気もありますが、破水している可能性もあります。
臨月の場合、ゼリー状のおりものである場合と、水っぽいおりものが出てくるケースがあるのですが、破水の場合は、水っぽいおりものようなものが大量に出てくることがほとんどです。
尿漏れなどとは違い、自分の意志で止めることはできません。安静にしていても出続けることが多いです。
破水の場合、色は透明・黄色・黄緑色になることが多いです。臭いは、甘酸っぱい・生臭い・無臭などさまざまであることが多いです。
破水の場合にしろ、その他の原因にしろ、早く医師の診断が必要です。
破水の場合は、陣痛が始まるでしょうし、その他の原因の場合は、母子感染を防ぐ意味でも早めに相談することが大事だからです。
おりものが黄緑や緑だけど、放置したらどうなるの?
おりものが黄緑色や緑色だけど、別に痛くもないし、病院に行くのも恥ずかしいからそのままにしておく…というのは、絶対にやめてください。
理由1 性感染症だった場合、周りに拡散してしまう。
もしも、性感染症だった場合、パートナーにも感染してしまいます。
また、トリコモナス膣炎のように、性行為以外での感染もありうる性感染症の場合は、パートナー以外にも感染してしまうといったケースもあります。
理由2 不妊症や子宮外妊娠の原因になる
原因が子宮内膜炎や細菌性膣炎に限った話ではないですが、この炎症を放置すると、膣から子宮頸管・子宮へと感染を進めていきます。
そこから卵管へ感染が進み、卵管炎となり、卵管が癒着してしまう…といったこともあり得ます。それが原因で、不妊症や子宮外妊娠となってしまうケースは割とあります。
理由3 深刻な病気を誘発する
先ほどの理由と近いのですが、炎症が進んだ場合、骨盤内のその他の臓器などに感染を起こし腹膜炎を発症したり、血液に流入して敗血症になるといったケースも存在します。
そうなると、治療も大変になり、場合によっては死亡します。
おりものが黄緑や緑になったらどうなる? まとめ
おりものが黄緑色や緑色になったらどうなるかということをいくつか見ていきました。
生理前に黄緑色や緑色になった場合は、妊娠初期の症状というわけではありません。生理前・生理期間中などの時期にかかわらず、病気の可能性が高いです。
深刻な病気を誘発したり、将来の不妊の原因となったりするケースもあったり、妊娠初期や臨月など重要な時期に感染していて治療しないままだと流産のリスクが上がったり、生まれてくる子供の病気の原因となったりするケースもあります。
臭いは嫌な臭いがする場合や無臭のケースもあります。無臭だからと言って様子見するのは好ましくありません。
できるだけ、パートナーと一緒に早めに病院に行って治療してもらうのが安心です。
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