以前は無臭のおりものだったのに、突然変な臭いがする。
以前は白っぽい透明のおりものだったのに、何だか黄緑色になっている…
黄緑や緑のおりものは病気のサインの可能性が高いです。
場合によっては、将来不妊の原因になったりするかもしれません。
おりものについて
おりものの作用として代表的なものをあげるなら、「自浄作用」と「受精の手助け」です。
「自浄作用」は、主に「デーデルライン桿菌」という乳酸菌の一種によって行われています。
この菌は、膣内の常在菌で、乳酸菌の産生物である乳酸の効果で膣内を酸性に保つ作用があるといわれています。
酸性の中では、他の菌の成長が抑制されるので、自浄作用があるといわれています。
ヨーグルトと同じ乳酸菌の仲間です。
「受精の手助け」に関しては、排卵期におりものが増え、ゼリー状に変化します。そのゼリー状になったおりものには、精子の動きを助けたり、出会いやすくするといった効果があるようです。
正常なおりものについて(1) 黄緑にはなるの?
健康な人のおりものは、いくつか特徴があります。
色:白~透明・クリーム色が基本
排卵期には、透明でとろみのあるおりものがでやすい。(受精の手助けに関連している)
黄体期・生理前には、白濁して粘り気のあるおりものに変化し、下着などに付着すると、
クリーム色や黄色になります。
臨月になると、ゼリー状のおりものが増えたり、水っぽいおりものが増えたりします。
正常なおりものについて(2) 量や臭いは?
量:個人差や生理前などの時期によって差があり。
ただし、明らかに量が多いときや普段から量が増えた・減ったなどの変化があった時には、
婦人科などの病院へ行くことをお勧めします。
生理前には、量が増えやすいです。
妊娠初期には、さらさらとした白っぽいおりものもしくはクリーム色のおりものが出るケースがあり。
臨月には、粘り気の多いおりものが増えるといった場合もあります。
臭い:少しすっぱいにおいがするのが特徴。
これは、膣内の常在菌である乳酸菌の影響です。
人によっては、無臭に感じるかもしれません。
排卵期などには、無臭に感じても、生理前には、臭いが強くなる傾向がある人が多いようです。
妊娠初期の場合、この乳酸菌の影響が少なくなり、無臭になったという場合が比較的よくみられます。
臨月の場合、おりものの臭いも生臭かったり、無臭だったりするようです。これにも個人差があるので、注意は必要です。