【3】財運と強運を授かる東京銭洗い弁天「小網神社」/中央区日本橋

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(画像=自由旅クリエイターにじねこMii、トリップノートより引用)

銭洗い弁天といえば鎌倉の「銭洗い弁財天宇賀福神社」が有名ですが、都内にもあるのを知っていますか?日本橋にある小網神社は、周りをビルに囲まれこじんまりとしています。でもじつは財運と厄除けのパワースポットとして知られ、多くの人が参拝に訪れる神社なんです。

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もともとの開基は1000年程前までさかのぼると考えられますが、現在の社殿・神楽殿は昭和4年に建てられたもの。明治神宮の竣工にも携わった宮大工・内藤駒三郎氏の指揮の下つくられました。日本橋地区に現存する唯一の戦前の神社建築で、中央区有形文化財にも指定されています。神楽殿は五角形のとても珍しい造りをしています。

境内の左手に舟に乗った弁天様が祀られた「銭洗いの井」があるので、ここで手持ちの硬貨や紙幣をざるに入れ水で清めましょう。それを使わずに財布に収めておくと、財運に恵まれるといわれています。

また小網神社は、強運厄除けの神さまとしても知られています。第二次世界大戦の際には、氏子の出兵兵士に対して行なった「出兵奉告祭」に参列し小網神社の御守を受けた兵士は、全員生還したのだとか。また東京大空襲のときには、小網神社の社殿を含む境内の建物は奇跡的に戦災を逃れました。

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(画像=自由旅クリエイターにじねこMii、トリップノートより引用)

社殿向拝(社殿屋根中央の前に張り出した部分)の左右に施された「昇り龍」と「降り龍」は、強運厄除けの象徴とされています。「昇り龍」は天に昇って参拝者からの祈りや願いを神さまに伝え、「降り龍」は天から降りてきて神さまからの徳を参拝者に授けるといわれているそうですよ。

【4】狐の伝説が今なお残る関東の稲荷の総元締め「王子稲荷神社」/北区王子

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(画像=自由旅クリエイターにじねこMii、トリップノートより引用)

JR王子駅から徒歩10分ほどの場所にある王子稲荷神社は、江戸時代に庶民から絶大な人気を集めていた神社です。関東の稲荷の総元締めとされ、王子には古くからこんな言い伝えが残されていました。

「毎年大みそかの夜になると稲荷の使いである狐たちが各地から集まり、近くの榎の下で身なりを整えて、王子稲荷に初詣でをする。」

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なんだかちょっと不思議な、でもロマンのある伝説ですよね。江戸時代の浮世絵師歌川広重は『名所江戸百景』の中で、「王子装束ゑの木大晦日の狐火(おうじしょうぞくえのきおおみそかのきつねび)」という浮世絵を残しており、そこには榎の下に集う狐たちの様子が描かれています。

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(画像=自由旅クリエイターにじねこMii、トリップノートより引用)

神社の色鮮やかな社殿の右手奥には細い参道が続き、都内とは思えないようなしんとした静けさの中、狐が棲んでいたといわれる小さな穴が残されています。

まとめ

神社は私たちにとって身近な存在ですが、普段何気なく通る神社や近所の神社は、案外意識することはないのでは?でもそんな神社にも、じつは意外な歴史やエピソードが隠されているかもしれませんよ。


提供・トリップノート

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