お宿でお宝拝見ツアー
湯田中温泉郷の中でも有数の格式を誇る、よろづやでは、なんと毎朝9時から宿六のお宝拝見ツアー(要予約・約30分)が、開催されています。豊臣秀吉が狩野永徳に描かせた唐獅子図屏風の模写や、伊藤博文の書など貴重なお宝を拝見できます。中には、TV東京『なんでも鑑定団』に出品された南宗画家・書家 池 大雅の掛け軸なども拝見できます。
こだわりぬいたお料理
夕食は、北信州ならではの旬の味がふんだんに盛り込まれた懐石料理で、戦国時代から伝わる郷土食の謙信ずしや、信州名物の手打ちそば、千曲川産の鮎の塩焼きなど勢ぞろいです。
今やブランド魚として名高い信州サーモンのお造りは、とろける旨さですし、りんご入りの飼料と湧水を与え、クラシックを聞かせて育てられている信州牛は、温泉で蒸され、人肌でも溶けそうなほどサシが入り、ジューシーで文句なしの味わいです。締めの焼きおにぎり茶漬けと野沢菜まで、辿りつけないのではと思うほどのボリュームです。
朝食も、信州オレイン豚と地物野菜の粒そば鍋は、優しい味付けと食感の妙を感じる一品。よろづや特製の温泉蒸しは、信州オリジナルのまぁーず味噌をつけて頂きます。朝からボリューム満点で、食器や盛り付けにもこだわりが感じられ、目にも楽しく五感が満たされるひと時です。
国の登録有形文化財のお風呂で至福の時間
湯田中温泉発祥の元湯「大湯」に隣接するという好位置にあるよろづやは、3つの源泉をもつかけ流しの温泉。昭和28年、約3年の歳月をかけて完成した桃山風呂は、庭園露天風呂もかまえる純木造伽羅建築で、平成15年に、松籟荘と合わせて、国の登録有形文化財に指定されています。
2014年、NIKKEI STYLEで行われた「名建築を楽しめる温泉宿 東西ベスト10」にもランクインしている宿自慢のお風呂です。
脱衣室に一歩足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたような世界が広がります。見事な雉(きじ)の彫刻の欄間や、千社札が貼られた太い柱、佐久間象山の額に、昔懐かしい体重計まで、感嘆の声が止まりません。
浴場も浴槽も大きく、高い天井も、全面設けられた大きな窓も開放感を感じられ、湯船につかっていると、ゆったりとした心地よさを感じます。この浴場には、地下に設けられた珍しい蒸し風呂もあるので、ぜひ利用してみてください。
よろづやの素晴らしさを実感するには、桃山風呂に入らなければ完璧とは言えません。歴史を感じる浴室、野趣あふれる露天風呂、灯籠や橋、巨石を使った日本式庭園。そんな中での入浴は、「歴史の中にいるのだ~」と、温かいお湯と共にじんわり染み入ってきます。ぜひ1度、出かけてみてください。
提供・トリップノート
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