家賃以外にかかる経費

不動産屋への手数料

韓国の家賃制度-チョンセ&ウォルセ-
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

不動産仲介業者で物件を紹介してもらった場合、契約の際、仲介手数料が発生します。手数料の基準は国に指定された範囲内で特別市、広域市、自治道ごとに条例で決定されており、保証金および月々の家賃から一定比率(契約総額の0.3~0.8%)を計算した結果により算出されます。一般的なワンルームの場合、10万~20万ウォン程度です。

管理費

日本のマンションなどでも支払わなければならない管理費が韓国にも存在します。これは建物の維持・管理をするための費用で共同施設の掃除やメンテナンス、警備などに充てられ、相場はワンルームの場合5万ウォン程度です。アパート・ワンルームなどでは収めなければならない場合が多く、その場合は月々の家賃にプラスして払いますので、契約時に管理費の有無や金額も確認しましょう。

退去することをいつ頃大家に言えば良い?

退去時には保証金を大家さんから返金してもらう必要があります。 契約書に示された退去可能時期を確認の上、2ヶ月ほど前をめどに退去の希望を伝えると同時に保証金の返金時期と方法について確認するようにしましょう。 契約期間の途中で解約することは原則できませんが、やむを得ず途中解約しなければならない場合でも、新しい住人を自分で見つければ可能なこともあります。

入居・転居申告時に必須!「確定日字」(ファッチョンイルチャ)

保証金を返してもらえない…というトラブルを避けるために

契約が終わり部屋を出ることになったにも関わらず、家主が保証金を返さないという例がまれにあります。 このような被害を防止するため、韓国には賃借者を保護する制度が存在します。そのうち、最も手続きが簡便なのが「確定日字(ファッチョンイルチャ)」と言われる制度で、契約書を持参のうえ住民センターまたは法院(登記所)を訪問し、日付の入った印鑑を押してもらうことで受けることができます。

「確定日字」を受けると、その家が競売に入ったときなども「優先弁済権」を得て、他の債権者より優先的に保証金を返してもらうことができるようになります。 ただし、居住地申告がなされていること、その家に実際に居住し続けていることが条件となり、契約終了前に退去をすると弁済の優先順位が下がるので気をつけましょう。

韓国の家賃制度-チョンセ&ウォルセ-

(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
提供・韓国旅行コネスト

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