味噌というと、当たり前のようにスーパーなどで購入するものと考えている人も少なくないはず。でも、実は味噌って、自宅で簡単に作れるのを知ってましたか?味噌作りに欠かせない基礎知識から初心者でも気軽できる作り方までしっかり解説していくので、ぜひ一度挑戦してみてください。小学生でもできる味噌作りキットのご紹介も要チェックです!

味噌の作り方【基礎知識】

作り方に入る前に、まずは味噌作りに欠かせない基礎知識からご紹介。おいしい味噌を作るためには「相手を知る」ことから始めましょう。

味噌作りでベストな時期は1~3月!その理由とは?

実際に自宅で味噌を作る上でおすすめの時期は1〜3月の冬の時期です。「寒仕込み」という言葉が昔からあるように、夏と比べて雑菌が繁殖しづらいので味噌作りに適した時期といえます。

また、気温が低い方がじっくりと時間をかけて発酵できるので、より味にコクや深みが増しておいしい味噌に仕上がるのもポイントです。

麦味噌と米味噌かで材料が異なる

【味噌作りは2日間】簡単な作り方や必要な道具、小学生向け手作りキットもご紹介!
(画像=引用元:pixta.jp、『あそびのノート』より引用)

味噌の種類は大きく分けて3種類。麦麹から作る「麦味噌」と米麹から作る「米味噌」、麦麹と米麹をブレンドした「合わせ味噌」があります。麦味噌は比較的さっぱりとした味で、米味噌はコクのある甘口、合わせ味噌はその中間くらいの味わいです。

ちなみに、自宅で作れる代表的な味噌3種類のほかには、「豆味噌」(大豆麹を使用)や「玄米味噌」(玄米麹を使用)、「黒豆味噌」(黒豆を使用)などがあり、材料や何と組み合わせるかによって数え切れないほどの種類を楽しめます。

タッパーやジップロック、大鍋・圧力鍋を準備しておこう

味噌を作るには何か特別な容器や機械が必要なのでは…というイメージを持っている方もいそうですが、実はタッパーやジップロックなどの密封容器と、大きな鍋や圧力鍋があれば簡単に作れます。 発酵する工程があるので保存の仕方には少し注意が必要ですが、材料や道具は身近なものばかり。味噌作りは意外と手軽なものなんです。

味噌作りに必要な材料・道具や大豆選びのポイント

味噌作りに必要な材料3点

味噌作りの道具と同様に、材料もそろえやすいものばかり。最低限必要な材料はたったの3種類で、いずれもスーパーなどで気軽に購入できます。

【1. 大豆、2. 米麹もしくは麦麹、3. 塩】

大豆と麹はスーパーの乾物コーナーに売っているのですぐに手に入りますし、お塩の調達も簡単ですよね。

さらに、その分量は「大豆:麹:塩=5:5:2」と、覚えやすいのもポイント。大豆が500gの場合、米麹もしくは麦麹も同量の500g、塩は200gあればOKです。

味噌選びの”ミソ”となる大豆選びのポイント

【味噌作りは2日間】簡単な作り方や必要な道具、小学生向け手作りキットもご紹介!
(画像=引用元:pixta.jp、『あそびのノート』より引用)

お店によってはたくさんの大豆を取り揃えているところもありますが、味噌作りに適しているのは「大粒の大豆」。味噌作りの最初の工程で大豆を茹でるのですが、その際にできるだけ柔らかくしておく必要があります。そのため、よく水を吸い込む大豆を選ぶのもおいしい味噌を作るために重要なポイントです。

タッパーやジップロックは透明なものを選ぶのがベスト

味噌作りの醍醐味である発酵には、密封できる容器が必要です。タッパーやジップロックを使うのが一般的ですが、できれば透明なものを選ぶのが良いでしょう。その理由は、万が一カビが生えたときに早期発見しやすいから。また、色が付いていて中身が見えないものは、どのように発酵されているか分からず不安になりがちです。とくに初めて挑戦する方や慣れていない方は、ぜひ透明な保存容器をチョイスしましょう。

透明なタッパーやジップロックのデメリットとして、直射日光に当たると色が変わってしまうことが挙げられます。保存する際には冷暗所に入れることをお忘れなく!