「寂しいから」だけで飼っていい?

「寂しいから」だけでペットを飼っていい? コロナで起きるペット問題
(画像=『女子SPA!』より引用)

 ペットを飼う動機として「寂しいから」といった声はよく耳にします。しかし同時に「安易に飼うのは良くない」といった意見もあります。飼ったからには生涯面倒を見続けることが大事ですが、飼うまでの準備として、気持ちの面や金銭面などどう考えるべきかを教えてもらいました。

「動物を飼う動機については、正直飼いきれるなら何でもいいんです。寂しいからでも、衝動的な買い物でも問題はありません。大事なのはその後のフォローをきちんと出来るかどうかです。1番はお金、続いて飼育スペースと時間の確保です。

 まずお金ですが、ペット保険大手の『アニコム』によると、愛玩動物への年間支出額は、2019年度の支出額で犬306,801円、猫は158,680円(1頭あたり)となっています。病気や怪我予防の治療費と、ご飯・おやつ代がメインです。月に換算すると、犬で約25,000円、猫で13,000円です。この金額が用意できるのか、きちんとエビデンスのある数字を知って、ご自身の経済状況を検討することが大切です」

ペットに使うお金を準備できるか?

 また、最近ではドッグランやドッグスパなど、様々な犬のレジャー施設が増えています。日本の住宅は犬にとってはストレスになることが多く、施設を利用してストレスを発散させてあげるためだそうです。しかし、当然そういった快適さを求めると、お金も時間もかかります。

 ペットを飼う際、一緒にこんな生活をおくりたい、こんなところへ行きたいと考える方も多いでしょう。その生活を自分が本当に叶えてあげられるのか、考える必要がありそうです。