午後：「天橋立」「伊根の舟屋」の景観を楽しもう
道の駅舞鶴港とれとれセンターでのランチの後は宮津市方面へと移動し、午後は「天橋立」周辺の観光からスタートしましょう。「天橋立ビューランド」から天橋立ビューを満喫した後、「智恩寺」、「元伊勢籠神社」を参拝し、再び天橋立のビュースポットである「傘松公園」へ。
その後は丹後半島の北東部に位置する伊根町へと移動し、湾を取り囲む「伊根の舟屋」の独特な景観を楽しんで。
“飛竜観”の眺めを楽しめる「天橋立ビューランド」
「天橋立」は日本三景のほか、“日本の名松百選” や“日本の道百選” 、“日本の渚百選” など多くの日本百景に選ばれている景勝地。全長約3.6kmの砂嘴（さし）でできた砂浜に約8,000本もの松が生い茂っており、天にかかる橋のようであることから「天橋立」と名付けられました。
この「天橋立」を眺めることとができるスポットのひとつが「天橋立ビューランド」。ここからは“飛竜観”と呼ばれる天橋立の風景を見られます。
園内にはそのほか、観覧車やサイクルカー、ゴーカート、メリーゴーラウンドなど小さなお子様向けのアトラクションもあり、家族そろって楽しめます。「天橋立ビューランド」へはリフト、モノレールで登ることができます。
日本三文殊の一つ「智恩寺」
天橋立ビューランドに続いて訪れる「智恩寺」は、日本三文殊の一つとなる文殊菩薩の霊場です。智恵を授かるご利益があるとして、受験や試験の合格祈願に毎年多くの方が訪れます。
丹後地方最大の山門は、7年の歳月をかけ1767年に建てられたもので、完成までに延べ8,780人もの人員を要したことが記録されています。
もともとは伊勢神宮の神々が祀られていた「元伊勢籠神社」
智恩寺の拝観を終えたら、続いて向かうのは「元伊勢籠神社」。三重の伊勢神宮に祀られている天照大神と豊受大神は、元々この地に祀られていたとされ、そのことから元伊勢の名がついています。
天照大神と豊受大神が伊勢に移った後は、天孫彦火明命（ひこほあかりのみこと）を祭神とし、奈良時代には丹後の一の宮となりました。そして、代々彦火明命の子孫が宮司を務められており、現在の宮司で82代目となるそうです。
”昇龍観”の眺めを楽しめる「傘松公園」
元伊勢籠神社の次に訪れるのは、天橋立を北側から眺める展望地として人気のスポット「傘松公園」。傘松公園からの眺めは、天橋立が天へ昇っていくように見えることから”昇龍観”と呼ばれています。
笠松駅すぐにある円形の展望スポットや、天橋立を股の間から逆さに見る股のぞきができる台も複数あり、様々な角度から天橋立を楽しむことができます。
なお公園のある笠松駅までは、麓の府中駅からリフトあるいはケーブルカーで上がることができます。
海岸線に独特の家屋が並ぶ「伊根の舟屋」
傘松公園からの景色を楽しんだ後は、「伊根の舟屋」の景色を眺めに、丹後半島の北東に位置する伊根町へと移動しましょう。
美しい海岸線のわずかな平地に、約230軒の舟屋が湾を取り囲むように軒を連ねており、これらをまとめて「伊根の舟屋」と呼んでいます。この舟屋群は、平成17年7月に国の重要伝統的建造物群として選定されました。
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