マプト駅(世界遺産)
マプト駅は、エレガントで歴史あふれる鉄道の駅。1910年に発足し、古くからの歴史浪漫がありながら、現代でも決して古さを感じさせないマプトを代表する観光名所です。
現在もターミナル駅として機能しながら、鉄道歴史博物館やレストランカフェ、また、定期的に音楽イベントも開催されるなど、電車に乗る人でなくとも、様々な目的で多くの人が集まります。
メインファサードは3つのドームが連なり、正面から見るとまるでヨーロッパの宮殿のよう。
メインホールやカフェ・レストランへ通じるサイドの通路は、エメラルドグリーンを基調としており高級感があります。
現役の鉄道駅でもあり、マラウィを経由してタンザニア(Goba)まで行く長距離列車もあります。
西側のプラットホームにある発車ベルは、現在も使われており、古いながらも何故か新鮮さを感じさせます。これらのちょっとした「物」が魅力的に映りますよ。
両サイドのホーム間には鉄道博物館があります。
古い機関車や、駅発足当時に使用されていた機械が展示されているなど、鉄道ファンでなくとも必見の博物館です。
「世界で最も美しい駅」の一つ
マプト駅はアメリカの雑誌『Travel+Leisure』で「世界で最も美しい駅10選」に選ばれています。東側のプラットホームにはマプト駅と共に「世界で最も美しい駅」に選ばれた駅舎が等間隔に掲げられています。
選ばれた駅は、インドの首都ムンバイのChhatrapati Shivaji駅。
トルコの首都イスタンブールのSirkeci駅。
そのほかにも、ロンドンのパンクロス駅、ポルトガルの主要都市ポルトにあるベント駅。
我らが日本の金沢駅も!
労働広場(Workers Square)
マプト駅前にある広場です。中央には、第一次世界大戦時で倒れたモザンビーク兵士を称える記念碑が立っています。
国立地質学博物館(Museo Nacional de Geologia)
アフリカ大陸の鉱物、植物、岩石、化石など地質学に関する展示物のある博物館です。少々異質ですが、地球と人類の歴史を感じさせてくれます。
金曜日のモスク(Jumma Masjid)
2002年に改装され現在の姿となりましたが、マプトに元々ある最も古く、かつ最大のモスクです。モザンビーク国民は40%がキリスト教、20%がイスラム教です。
カテンベ橋(Ponte Maputo-CaTembe)
首都マプトと対岸カテンベを結ぶアフリカで最も長い吊り橋です。これまで船輸送に頼っていたマプトからの簡易輸送を始め、過密化するマプトの人口緩和も目的としています。
カテンベ橋はアフリカ最長の吊り橋として注目を集め、2018年の開通以来、世界中で様々な賞を受けましたが、一方では中国による一帯一路政策による債務の罠に嵌(はま)っており、国家予算をも揺るがす大失態の様相を見せ始め、あらゆる意味で未だに注目されています。
モザンビークで使用されている言語
モザンビークは、ポルトガル植民地時代の名残から、公用語をポルトガル語としています。しかし現地人同士では、元々あるいくつかの現地語が話されています。
モザンビークの治安
都市部の治安は総じて良いです。一方、地方の観光地以外には未だ吸血鬼が信じられ、魔女狩り事件が起きるような地域もあります。
モザンビークへの行き方
日本からの直行便はありませんので、アジアや中東、ヨーロッパを経由して行きます。
提供:トリップノート
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