どうやら、女性層からの支持が電子版のセールスを押し上げたとみられているようだ。また、庶民派の一面も売り上げに影響したと前出の記者は指摘する。

「『flos』の発売に合わせ、後藤はプロモーション活動で積極的にバラエティに出演。圧倒的な美貌からは想像もつかないような、飾らぬキャラクターで改めてお茶の間に後藤真希の存在を知らしめた。『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年』(TBS系)では、モーニング娘。時代の楽曲を抜群の歌唱力で披露し、現役のアイドルであり、シンガーであることを見せつけた。2月16日に『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)にゲスト出演した際には、美の秘訣を明かしつつ、生まれ育った下町の東京・江戸川区を一度も離れたことがないとして地元愛を語り、実際にホームタウンの様子を紹介するロケも行った。こうした親しみやすい庶民派スタイルが、幅広い層から支持を集める理由だろう」

8万円沖縄ツアーは高い? 安い?

 後藤といえば、5月に開催される「沖縄バスツアー」の価格をめぐり物議を醸した。現地集合・現地解散の1泊2日の沖縄バスツアーで、民謡ライブ居酒屋での夕食会や琉球衣装でのツーショット撮影会、シーサー絵付け体験などといった内容になっているが、ホテル代を含めた価格は税込で2名1室が7万9800円、1名1室が8万9800円。沖縄までの往復交通費は別にかかるため、内地からだと少なくとも10万円以上は必要になりそうだ。定員は50人で、すでに締め切られているという。

 これに対して、ネット上では「強気価格すぎる」「知らないファンの人たちとバスで過ごして8万払うなら一人旅で沖縄楽しんだほうがいい」といった声も上がったが、それ以上に目立ったのが「ゴマキを目の前で見られると思ったら安い」「至近距離で触れ合えるなら、むしろ安売りすぎて心配なくらい」といった肯定的な意見だ。

 実際、2月に開催された日帰りのイチゴ狩りバスツアー(陶芸絵付け体験、ランチ会、2ショット撮影会など含む)は税込3万円という価格だったが、参加した女性ファンのSNSを見ると「旅行としても普通に楽しい内容だったのに、そこに推しがいるという夢みたいな時間でした!」「(ツーショットの)この距離はもう…肌が綺麗で眩しかった」といった大満足の声がつづられている。

人気の背景に「距離感の近さ」