元モーニング娘。の後藤真希の最新写真集『flos(フロース)』(講談社)がバカ売れしている。紙の通常版は「10刷」を遂げる大ヒットとなっているが、それ以上に売れ行きが顕著なのが特典カット付きの電子版。3月7日時点で日本における電子写真集の「歴代売り上げナンバーワン」(メディアドゥ調べ)になったと発表された。
いくらトップアイドルだったとはいえ、現在39歳のアラフォーで2児のママであることを考えると、この爆発的ヒットは異例だ。なぜ後藤は「電子写真集の売り上げ日本一」を達成できるほどの人気を維持しているのか。業界事情に詳しい芸能記者が解説する。
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電子セールスを押し上げたのは女性ファンか
写真集『flos』は、昨年11月に後藤のデビュー25周年を記念して刊行。発売後、ヘアやバストトップが透けて見えるカットが大きな話題になり、全国の書店や通販サイトで紙版が品切れ続出になるほどの大ヒットとなった。
特に売り上げ好調な電子版は、スマホやタブレットで写真を拡大することなどができるため、紙版との「2冊買い」をしている人も多いという。電子版の売り上げ部数は公表されていないが、これまで電子写真集の売り上げ最多だったのは後藤の前作『ramus』(講談社、2021年発売)だといい、自身の記録を塗り替えた形だ。
なぜ後藤はグループ時代と遜色ない「アイドル人気」を維持できているのか。業界事情に詳しい芸能記者はこう分析する。
「写真集『flos』はバストトップやヘアが透けるなどの大胆なカットが話題になりがちだが、電子版が日本歴代最高のセールスを記録した要因には、女性ファンからの支持の高さがある。ここ数年の後藤は美容に関する発信を積極的に行っており、自身のYouTubeチャンネルでも美容動画は高い人気を誇っている。39歳になっても変わらぬ美貌とプロポーションが説得力を生み出し、モーニング娘。時代の後藤を知らない若い世代にとっても憧れの存在となっている。アイドルの写真集は修整が多く、動く実物を見たときに違和感が生じるのは『あるある』だが、後藤はほぼ変わりがないのも信頼の証。写真集を紙版で購入したり、所有したりすることに抵抗のある女性が、“美”の参考として電子版を購入するケースも多いとみられている」