結婚とは何か?結婚における名言・誓うべきこと6
【伊達政宗の名言】
朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし。
独眼竜の戦国武将、伊達政宗が発したにしては、ずいぶんフェミニストな印象を受ける言葉ですね。でも、女性としては「よくぞ言ってくれた!」と、思わず拍手したくなります。
近代の日本においても、食事が出てきても、夫から感謝の言葉ひとつないとはよく聞く話です。「当然だと思ってるの?」と妻が激高するのもムリありません。
おいしくないなら、夫婦でどうすればおいしくなるのかを考えるべきなのです。「おいしくない」と言われるばかりでは、相手もどう対処していいのかわかりません。
日々お互いがしてくれることを当然と思わず、感謝の言葉を口にする。長く夫婦生活を続けるためには、なくてはならない心遣いです。
結婚とは何か?結婚における名言・誓うべきこと7
【バルザック(フランス)】
善良な夫は、決して夜早く寝ないし、朝は遅く目覚める。
「そうなのかな?」と考えさせられる言葉ですね。たしかに、夜寝るのも遅い、朝起きるのも遅いとなれば、妻としては生活が乱されるしで、たまったものではないでしょう。
どれだけ時代が移り変わろうと、よき夫は規則正しい生活を送り、マジメにコツコツ働くという点は変わりがないようです。
恋愛では、常に何らかの変化があるのは楽しいものですが、結婚となるとそうもいきません。多くの人が結婚生活に求めるのは安定です。
「夜勤だからムリ」という声も聞こえてきそうですが、要は規則正しいかどうかがポイントです。生活リズムがバラバラの夫…あなたはどう思いますか?
結婚とは何か?結婚における名言・誓うべきこと8
【アラブのことわざ】
女にとっては、自分が愛している以上に、自分を愛してくれる男と結婚するのが一番良い。
王様がハーレムを作って、たくさんの女性をはべらすイメージのあるアラブのことわざだからこそ、信憑性がありますね。
恋愛でもそうですが、男性は本能的にハンターとして女性を追い求める性質がありますから、男性が女性を追ってゲットすることで、満足を得やすいのです。
結婚へと縁をつなげる際も、その真理は変わりありません。いつまでも愛してくれる男性を見つけることが、女性にとって幸せなのです。
そのためには自分を磨いて、追われるほどいい女になることこそが、結婚への縁を作るのに一番の近道と言えるでしょう。
結婚とは何か?結婚における名言・誓うべきこと9
【ビレモン(ギリシャ)の名言】
善良なる妻の義務は、夫を支配することではなく、夫に従順であること。夫に勝つ妻は、大きなわざわいである。
これも男性の本能を忠実に表した言葉のような気がします。昔の日本で多く見られた、「夫の言うことがすべてで、逆らうことは許されない」従順な妻そのものです。
男性は、女性より優位に立っていたいという本能があります。ただ、それは単純に威張り散らすだけでなく、結婚という責務が生じるからです。
男性にとって結婚は大きな責任を負うことであり、縁を続ける覚悟を決めなければならないものです。結婚生活を維持するには、妻よりもずっと忍耐を強いられている可能性があります。
男のプライドを立てるためにも、妻が従順なフリをするのも、結婚生活においては求められる技能なのかもしれません。
結婚とは何か?結婚における名言・誓うべきこと10
【芥川龍之介(日本)の名言】
結婚は性欲を調節することには有効であるが、恋愛を調節することには有効ではない。
一夫一婦制の日本において、結婚することは専属パートナーと一生縁をもつことを意味します。恋愛だと、倫理的にどうかという問題はさておき、複数の異性と付き合うことができます。
結婚で夫婦の縁をつなぐと、性生活には困らなくなります。反面、他の異性とは一切関係を持てなくなる、つまり恋愛ができなくなります。
人を好きになる感情は、自然に湧き上がってくるもので、理屈ではありません。結婚すると、その感情をムリにでも抑えなければ、犯罪になってしまいます。
特に男性は、結婚した途端に忍耐が始まる…と覚悟しておく必要があるかもしれません。結婚が人生の墓場とならないよう、祈るばかりです。
結婚とは何か?結婚における名言・誓うべきこと11
【バルザック(フランス)の名言】
恋愛が快楽しか目的としないのに対して、結婚というものは、人生を自己の対象とする。
恋愛が楽しいこと、心弾むことが多いのに対して、結婚は忍耐や覚悟といった、苦しみや辛い道のりで表現されることが多いですね。
あえて自分を大変なことに追い込むことで、見えてくるものがあります。その最中には、結婚は人生の墓場だと思うことも、いっそ夫婦としての縁を切りたいと思うこともあるでしょう。
ですが、苦しみや辛さの果てに得られる喜びの大きさは、何にも変え難いものです。人生の終盤には、自分という人間が何者だったのか、深い感慨に捉われるかもしれません。
そこには、恋愛で得られることのない、人としての大きな喜びがあります。人は死をもって、永遠に心穏やかになれる…人生の墓場とは、本来そういう意味かもしれませんね。