◆新卒入社した会社で心身が蝕まれる

学生から社会人へ。新生活は希望に満ちていますが、緊張の連続でもあります。憧れていた出版社へ就職を決めたなおにゃんさんも、将来への展望にあふれていました。先輩もやさしく、うまくやっていけそうだと安堵したのです。

ただひとり、編集長だけがうまくコミュニケーションがとれませんでした。提出した企画書は書き直しを指示された上に「あんたのその話し方気に入らないんだけど」との言葉。

新人に対しての「教育」だと信じてみたものの、どうにも圧が強すぎて凹み、やりきれない日々。

仕事のみならず、社会人としても初めてだらけだっただめに、「この仕打ちはおかしいのでは?」と首を傾げつつも、ひたすら編集長にかしずいてしまったのです。

「教育」と「パワハラ」の間でなおにゃんさんはもがき、ついに体に支障をきたしてしまいました。