『ザ・イロモネア』のほかにも、髙比良のレギュラー番組である『永野&くるまのひっかかりニーチェ』(テレビ朝日系)や『阪神・たこ焼き・令和ロマン2』(ABCテレビ)の放送が急きょ差し替えになるなどテレビ各局が対応に追われる中、ネット上では「さすがNetflix!」「Netflix様、ありがとうございます!」と動画配信サービス・Netflixに感謝を伝える髙比良ファンが続出している。

 というのも、髙比良が自粛する前日の18日、小泉今日子と令和ロマンがスタジオMCを務めるNetflixの新作恋愛リアリティーショー『オフラインラブ』が予定どおり全10話分、配信されたため。「コンプライアンスの壁が低い」といわれるNetflixだけに、スポンサーありきの地上波とは対応が大きく異なるようだ。

小泉今日子と令和ロマンの「相性」は?

 なお、『オフラインラブ』は10日間を異国の地で過ごす若者たちがすべてのデバイスを手放し、運命の力だけを頼りに恋をする内容。小泉と令和ロマンという異色の組合せも話題となっている。前出の新越谷氏が語る。

「くるまが活動を自粛する中、『オフラインラブ』の配信だけ残ったというのも、不幸中の幸いでしょうね。恋愛リアリティーショーのパーソナリティを芸人が務める場合、多くはツッコミ役として時には出演者に対して辛辣なコメントが必要になるわけですが、この番組でのくるまはツッコミというより出演者の感情や『デバイスがない』という状況の解説、言語化という役割を担っていました。

 これによって“インテリである”というキャラクターも保たれているし、キョンキョンとのマッチングというのも絶妙だったと思います。小泉は芸歴も圧倒的に上ですし『誰もが憧れて当然』という存在ですから、視聴者が『令和ロマンとキョンキョンってどんな関係なんだ?』という疑問を抱くことなく番組に入っていけた。キョンキョン自身も令和ロマンに新しい時代のタレント像を感じていたようで、新鮮なグルーヴが生まれていましたよね」