術後、パパ担当の管理栄養士として毎日の食事に付き添うことになった結さん。術前には「担当はマリ科長であり、結さんはNSTの対象として週イチの回診でパパと関わる」と公言されていたにもかかわらず、この有様です。
これ、もともと結さんの担当でもよかったはずなんですが、「いきなり身内を担当するのはおかしい」という医療ドラマとしての常識に加えて、「自分が担当を外れても気丈に振る舞う結さん」という絶賛ポイントを演出するための展開なんだと思うんですよね。もう物語としての筋を通すことより、結さんを絶賛することが優先されている。
ここまでくると、さすがに不憫です。専門学校時代は何もかもが「結のおかげ」で解決していくことにムカついてもいましたが、こんな不自然な形で設定を捻じ曲げてまで物語が「結さんへの絶賛」に固執しているのを見ると、もうこの「絶賛」すら暴力に見えてくるんですよ。意地でも橋本環奈を絶賛してやる、それだけやってればいいんだろ、というヤケクソに見えてくる。
だってさ、繰り返しになるけど「生きるって何なん?」の週ですよ。この人にも少しは「生きる」ことについて考えさせてやってよ。
「糸島行きたい」のではなかったのか
手術を控えた昨日、「全身麻酔で目が覚めなかったらどうしよう」「この先、仕事を続けていけるのか」という不安を吐露したパパさんに、結さんは「退院後のことを考えよう、どこ行きたい?」と尋ねていました。「姉と2人で旅行をプレゼントする、海外でもいい」と。
この会話自体も前後がつながっていない変なものでしたし、夫婦2人に海外旅行をプレゼントとはずいぶん稼ぎがいいんだなオンラインカジノでもやってんのかと思ったけど、それに対してパパさん「糸島行きたい」と答えてるんですよね。家族で一緒に糸島に行きたい。
「退院したら、みんなで一緒に糸島行こう」
結さんもそう答えています。
それで今日、無事退院して、1か月後までが描かれました。じいじ(松平健)とばあば(宮崎美子)がやってきました。