ただ、参加者の中でも圧倒的なスター性を漂わせていた浜川路己の最終選考での落選は、多くの視聴者に衝撃を与えたのも事実。彼が新メンバーに選ばれなかった理由について、竹下氏が考察する。
「浜川さんに関してはビジュアルの良さや卓越したパフォーマンス力などで多くの視聴者から高い評価を受けていただけに、おそらく選出されなかったのはグループとの相性の問題ではないでしょうか。今後、timeleszが8人組のグループとして活動していくことを考えると、全体のバランスなども重要になってきますし。実際、視聴者からも『ソロのほうが向いていそうだよね』といった意見が数多く見受けられます。
また、落選後の浜川さんに対し、佐藤勝利さんは『いつか路己のショーをプロデュースできたら(うれしい)』という最大級の賛辞とも思える発言をしており、審査員を務めた既存のメンバー3人も浜川さんの才能やスター性を高く評価していたことがうかがえます。それに、今回のオーディションに参加したことで多くの人たちがその存在を知ることになり、ファンも増えたでしょうし、そういう意味では浜川さんにとって意義のあるチャレンジだったのではないでしょうか」
『ASAYAN』モーニング娘。は落選組
もちろん今後、浜川に限らず落選者たちが違った形でデビューする可能性もあるだろう。竹下氏が続ける。
「かつてCHEMISTRYを輩出したテレビ東京のオーディション番組『ASAYAN』の男性ボーカリストオーディションの最終選考で落選したATSUSHIさんが、後にEXILEのボーカルとして花開いたり、同番組のオーディション企画『シャ乱Qロックボーカリストオーディション』の落選者から選抜された5人により結成されたモーニング娘。が国民的アイドルグループとなった例もありますからね。新生timeleszはもちろん、浜川さんらの今後の活躍にも期待したいところです」
『timelesz project-AUDITION-』のランクアップが見られた同ランキング。同プロジェクトの成功により、Netflixのオーディション番組がさらに増えるかもしれない。