徐容疑者を知る在日華僑が明かすには、

「徐容疑者の妻はものすごい美貌の持ち主です。今は60歳前後だと思いますが、若い頃は都内に住む中国人の間で“華僑の四大美女”として有名でした。大柄でスタイルも良く、目がクリッとしてきっぷがいい。店ではチャイナドレスを着て客のテーブルまであいさつに来るなど、徐容疑者よりも圧倒的に目立つ存在でした」

 彼女は80年代に都内の私大に留学するため来日し、卒業後に徐容疑者と結婚したという。彼女の父親は中国の高級官僚で、美術品の転売などで富を築いたという。

 彼女が開いたのが本場の北京ダックを味わえるという触れ込みの「全聚徳」。北京にある本店は観光スポットとして有名だが、日本進出に際して彼女が名乗りを上げたというわけだ。現在は新宿、銀座、丸の内などの一等地に店を構える。

 私も何度か行ったことがあるが、北京ダックはまあまあだが、ほかのものがよくない印象がある。

 だが、注目すべきは2018年に行われた銀座店リニューアルオープンのセレモニーであるという。

《来賓として当時の中国大使・程永華氏をはじめ、日中友好議連会長だった二階俊博氏が招かれているのだ。
それだけではない。「政治資金収支報告書」を精査すると、林芳正官房長官といった現職閣僚から、河野太郎前デジタル相、茂木敏充氏など外相経験のある政治家らが、彼女の店に高額の飲食代を支払っていることが見て取れる。》

 こうした夫妻が営む店が工作活動の拠点となっているのでは……。そのために公安警察が出てきたというのである。

 たしかに、食事をしながら国会議員たちが秘密の話をしていれば筒抜けになるし、そうした常連客を引き込み、よからぬ頼みごとをしていたとしたら由々しきことではあるが、果たして何が出てくるのやら。

 お次は、またまた斎藤元彦知事の公選法違反疑惑について文春が報じている。

 2月7日に神戸地検と兵庫県警が、斎藤の選挙中のSNS戦略を担ったといわれているPR会社「merchu」の社長折田楓の自宅や事務所を家宅捜索し、スマホなどを押収したという。