おいおい、お前はプロなんだろ! そういいたくなる。今頃、そんなことをいっていて大丈夫か?

 今期の佐々木には、私はほとんど期待していない。まあ、3年ぐらいしてからだろう、一軍で投げるのは。

 お次は中国大使館御用達の有名中国料理店「御膳房」で起きたコロナ給付金詐取事件を報じている新潮から。

 この店なら私も知っている。店のホームぺージには〈御膳房六本木店は歴代首相を始めとする日本政財界、中国大使館などによくご利用されています〉といううたい文句が掲げられている。

 逮捕されたのは中国籍の徐耀華容疑者(62)で「御膳房」など8店舗を経営する「東湖」(東京・六本木)の社長である。

 詐取した金額は数億円ともいわれるそうだ。

 中国経済や企業に詳しいジャーナリストで、千葉大学客員教授の高口康太は新潮でこういっている。

「あの店がオープンした当時から、中国人が経営する高級中華は都内に幾つかあったと思いますが、中国大使館をターゲットにしたという意味では、珍しい店だったと思います」

 しかし、コロナ給金詐欺に警視庁公安部が出張ってくる理由は、徐の裏の顔にあるというのだ。

 徐の経歴はデイリー新潮(2月12日)によると、

《中国生まれの徐容疑者は、16歳の時に飛び級で武漢大学に入学を果たす。中国で最も権威のある「国家重点大学」に指定された高等教育機関の一つで、彼は同大大学院では日本近代文学史を専攻。23歳で修了後、日本の文科省にあたる文化部に奉職する。1986年、入部から半年後に来日し、在日中国大使館の3等書記官となるが、その当時、中国では〈最年少の外交官〉だったとして胸を張る。
その3年後に帰国した徐容疑者は、29歳で文化部を辞め、その後再来日を果たす。95年には「御膳房」をオープンさせて、日本では珍しい雲南地方の薬膳料理を紹介。人気を集めて都内屈指の高級中華料理店に育て上げた。》

 だが、彼がここまでこれたのは妻の存在が大きいという。