アラフォー世代になってくると、仕事もある程度落ち着いて、それぞれの女性が自分らしい人生をつかみ始める頃。一方、自分の代わりに親のことをみてくれるきょうだいや親戚がいない人は、親のことを差し置いて人生の選択をするわけにもいかないと悩んでいるケースも少なくありません。

そんな女性にとって心強いサービスが登場しています。最近注目を集める高齢者向けの「見守り付きお弁当宅配サービス」は食事の栄養バランスもよいうえに、親の安否も確認できて一石二鳥。しかも見守り費用はお弁当代に含まれているので、安価で済みます。自治体が積極的に関わることによりサービスの内容や幅も拡大し、より便利で安心なサービスになっています。

本人へのお弁当手渡しで安否や変化を確認

「見守り付きお弁当宅配サービス」とは、民間事業者が行っている高齢者向けサービスのこと。決まった曜日や時間に高齢者宅を訪問し、お弁当を本人に直接手渡します。このサービスは公的介護保険の適用外となっており、まだ介護保険を利用していない人や、介護保険では対応しきれない生活面の課題をサポートするために設けられています。

このサービスのポイントは、お弁当を本人に手渡しするところです。お弁当を手渡しながら、大きなケガがないか、体調の変化がみられないかなどを確認します。異変に気づいた場合、事業者は必要に応じて事前に取り決めた親族や行政の担当部門、警察、消防などへ連絡をしてくれます。