マイナンバーカードを健康保険証として使えるようになって約1年半が経ちました。この間、政府はマイナ保険証の普及拡大に向けた取り組みを行うとともに、将来的には健康保険証の廃止を検討しています。
そこで気になるのが今後の医療費の自己負担です。本記事では、マイナ保険証の動向および今後の医療費について解説します。
マイナ保険証とは
マイナ保険証とはマイナンバーカードを健康保険証として使えるようにしたものです。といってもなにもしない状態で、保険証として利用できるわけではありません。
マイナンバーカードを保険証として利用するにはマイナポータルあるいはセブン銀行ATMから健康保険証として利用するための申込みが必要です。こうした手続きによって、健康保険証としても使える状態にしたマイナンバーカードがマイナ保険証です。
医療機関の受付で従来の健康保険証を提示する代わりに、受付に設置されたカードリーダーにマイナ保険証をかざし、暗証番号入力または顔認証で受け付けされます。
2022年7月31日時点で、マイナンバーカードの交付数は約5,815万枚。それに対し、マイナ保険証の登録数は約1,523万件となっています。