医療費の3割負担は変わらない
ここで気になるのが医療費負担の問題でしょう。結論から言うと、現行の健康保険証からマイナ保険証に切り替わっても自己負担割合は変わりません。公的医療制度そのものが変わるわけではないからです。
しかしながら、マイナ保険証を利用すると「オンライン資格確認システム利用料」という費用が別途かかります。自己負担割合が3割の人は、初診時に21円、再診時には12円を医療費に加算して支払いすることになります。
とはいえ、徴収されるのは月1回のみ。受診の度に支払うわけではありませんが、これを高いと思うか、たいしたことないと思うかは人それぞれに異なるでしょう。
マイナポイントがもらえるうちにマイナンバーカードを発行しては?
医療費負担が大きく変わらないのは安心ですが、健康保険証が廃止されればマイナンバーカードの発行が必須です。
そもそも健康保険証は、現役世代の人はもちろんのこと、乳幼児から高齢者まですべての世代に必要なもの。そうであれば、マイナポイントがもらえるうちにマイナンバーカードを発行しておくのがいいかもしれませんね。
文・續恵美子
生命保険会社にて15年勤務した後、ファイナンシャルプランナーとしての独立を目指して退職。その後、縁があり南フランスに移住。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。生きるうえで大切な夢とお金のことを伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。
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