次に、形を比べてみます。

ネックウォーマー
左:ワークマン 右:ユニクロ
 商品を立ててみると、ワークマンは自立できず、ユニクロはふんわり自立しました。

◆素材にも大きな違いが

ネックウォーマー
左:ワークマン 右:ユニクロ
 風が入り込むと冷えるのが首元ですよね。ネックウォーマーはなるべく首から密着したいもの。

 ワークマンは調節ができるタイプで、ストッパーで絞れるようになっています。ユニクロは調節機能がないため、どの程度首に密着するか試着してみないとわかりません。

 同じ、“首部分を温める商品”ですが、素材にも大きな違いがありました。

ネックウォーマー
左:ワークマン 右:ユニクロ
 ワークマンは、表側がポリエステル90%とポリウレタン10%。裏側は、ポリエステル100%です。基本的にポリエステルでできている商品のようですね。ポリエステルは、吸湿性が高く、型崩れしにくい素材です。

 ユニクロは、アクリル52%・ナイロン32%・毛10%・ポリウレタン6%で、ヒートテックインナーにもよく使われているアクリルと、ポリウレタンが含まれています。

ネックウォーマー
左:ワークマン 右:ユニクロ
 表面を触ってみると、ワークマンはコーデュロイ素材。ユニクロは、柔らかく毛糸よりもしっとりした感触です。首につけた時の暖かさや、付け心地が気になるところです。

◆着用し、自転車に乗ってみました

ネックウォーマーを付けた女性
左:ワークマン 右:ユニクロ
 首に着けた瞬間、あたたかいのは断然ユニクロでした。ふんわりとした素材感が心地よく、優しい付け心地です。

 一方のワークマンは、ユニクロと比べると薄さを感じました。また、着けても首に素材が密着する形ではないので、真冬に着けるには心細いなという印象。

自転車を走らせてみました
自転車を走らせてみました
 それぞれのネックウォーマーを着けて、自転車を走らせてみました。ワークマンは、ストッパーを絞れば風が入ることなく、首を守ってくれます。しかし、ストッパーを絞ると完全に首だけの防寒となり、顔や口元は冷たさを感じました。ユニクロは、伸びる素材なので、耳や口元までふんわり包んでくれました。