前回、主人公の結ちゃん(橋本環奈)が誰かを助けるためじゃなく、自分のやりたい気持ちに基づいてギャル活動を選んだことと、カリスマギャルだった結ちゃんの姉・アユ(仲里依紗)が「最初から自分はギャルじゃなかった」とか言い出したことで、ようやくおもしろくなり始めたNHK朝の連続テレビ小説『おむすび』。
第19回となる今回は、その「おもしろくなった」ことをお祝いするように、お祭り回です。実際のお祭りはあんまり好きじゃないけど(暑いし、人混みがね……)、フィクションの中でお祭りが描かれる回は好きなんです。結局、なんだかんだ言って楽しそうにしててほしいんだろうね。
振り返りましょう。
■橋本環奈、黒ギャルに
いよいよ明日はハギャレンの一員として糸島のお祭りでパラパラを披露することになった結ちゃん。天神に集まって最終調整を行っています。
一時は「学校で話しかけんな」などと毛嫌いしていた同級生ギャルのリサポン(田村芽実)とも校舎裏での練習を重ねてきたという結ちゃん。振り付けはなんとか覚えましたが、ダンスリーダーのタマッチ(谷藤海咲)から「何か足りんのよね……」などと哲学的なダメ出しをされ、思い悩んでしまいます。それにしても、ギャル服の4人に混じってクソダサオーバーオールでパラパラしている結ちゃんの姿は、なんともシュールです。しかも顔面だけ圧倒的に整っているので、さらにシュール。ハシカンさんって、ホントにすごい秀逸な顔面してるなと改めて感じる場面でした。
そして当日、アユはハギャレンのみんなに「もうやめろ」と言っちゃった手前もあって、お祭りには参加しません。天神のいつものバーで、見るともなくテレビで見ることに。
ハギャレンのみんなは結ちゃん宅で衣装を選んだり、メイクを決めたりとテンション高め。ここまでギャルメイクでしか登場しなかったタマッチのすっぴんに思わずときめいてしまったり、ルーリー(みりちゃむ)が結ちゃんの顔に黒ファンデを塗ろうとして「顔に泥を塗るなんて!」とか言ってたり、わちゃわちゃと楽しそう。ちなみに結ちゃんのギャル化に強硬に反対していたパパ(北村有起哉)はお祭りの実行委員なので、すでに会場に行っているようです。