サントリー、日本製紙クレシア、グラフィコも参加し、1商品の購入につき1円が、がん治療研究への寄付につながる。

参加企業と投稿対象の一例

今年の「#deleteC大作戦」は、「毎日がCSA!」をスローガンに、「投稿」「買い物」「歩く」「学び」の4つのCSAを柱に展開。参加企業と投稿対象の商品などの一例を紹介しよう。

大和リースは、商業施設「BRANCH(ブランチ)」の「C」を消した写真・動画と、運営・管理施設に設置の「deleteCモデル自動販売機」と一緒に撮影した写真・動画を対象としている。

同様に、サントリー食品インターナショナルは「C.C.レモン」「デカビタC」の「C」を、グラフィコは「オキシクリーン」から「C」を、コクヨはCampusブランド全商品の「C」を消した写真・動画を対象としている。

京丹後青年会議所では、京丹後で「C」を消してくれる企業や店を探して撮影した写真・動画が対象だ。

また、サミットや新日本フィルハーモニー交響楽団は、取り組みに関する周知などで参加する。

取り組みの背景

日本では、毎年100万人前後が新たにがんに罹患し、生涯2人に1人はがんにかかり、4人に1人が命を落とすといわれている。早期診断・治療の時代が到来したものの、がんは相変わらず国民の死亡原因第1位だ。

がんを治せる病気にするために、日本のみならず世界の研究者らが日々研究を続けている。deleteCは、国内外の医師・研究者と対話を重ねる中で、その1つ1つの研究こそが、現状を変え、数年後、10年後の未来を変える「希望の種」だと気付いたという。

現状、治療選択が極めて限られるがんも存在し、治せないがんも残っている。また、欧米で使える薬、治療法が国内では使えない場合があるといった課題や、日本のがん研究の予算が欧米に比べて少ないといった課題があるそう。

deleteCは、このような医師・研究者の想いや現状を受け止め、誰もがふだんの暮らしの中で、がん治療研究という「希望の種」を応援できる仕組みを作り、「がんを治せる病気にする日」を1日でも早く手繰り寄せるため、活動を進めている。