3. 起雲閣
大正8年(1919年)に築かれた別荘が元となっている邸宅。かつて旅館として使用された時代には志賀直哉や太宰治ら文豪も宿泊した名邸で、現在は市が所有し、観光施設として一般公開されています。
約三千坪の敷地に建つ邸宅内は、まず受付をして靴をロッカーにいれ、スリッパに履き替えてから順路に沿って見学します。和館・洋館といくつか建物が続きますが、いずれも渡り廊下で繋がっているので移動に不便は感じないでしょう。
また敷地の中心に据えられた日本庭園は、広さ一千坪にも及ぶ池泉回遊式庭園で、どの建物からも鑑賞できる設計。眺めるだけでなく散策も可能なので、建物の見学を終えた後にぜひ庭園も歩いてみてください。
4. 城ヶ崎海岸
富士箱根伊豆国立公園の指定を受けている城ヶ崎海岸。約4000年前の噴火による溶岩が海へ流れ出て固まり、その後長い年月をかけ侵食作用により削られ、現在のような荒々しい岸壁になりました。海岸は全長約9kmにも渡り、迫力のある姿を見せてくれます。
海岸沿いには遊歩道「城ヶ崎ピクニカルコース」が設けられており、何千年も前に出来た溶岩の上を散策することができます。城ヶ崎ピクニカルコースの中間にある、全長48m、幅1.5m、高さは23mの「門脇つり橋」は城ヶ崎海岸のシンボル。眼下には白い波が激しく打ち寄せスリル満点です。
全長だと約9kmほどのコースになりますが、「門脇つり橋」と無料で登ることができる「門脇崎灯台」だけをまわる短いコースもあるため、1時間程度で気軽に歩くことができますよ。
5. 熱海温泉
日本三大温泉のひとつに数えられる、静岡県熱海市にある有名な温泉地。1日で約2万4,000トンもの豊富な湧出量を誇り、泉質は肌あたりの優しい弱アルカリ性。相模湾に面するホテルや旅館のほか、山腹に立地する宿泊施設など、あわせて110軒強の宿泊施設が揃っています。
それもあって、小さな旅館から大規模な温泉ホテルまで、自分の好みや予算に応じた楽しみ方ができるのも魅力!大人のお出かけなら、ちょっと高級な旅館などを試してみるのも良いかもしれません。
また、熱海駅前に広がっている「平和通り商店街」と「仲見世通り商店街」という2つの商店街では、食べ歩きが楽しめます。海産物の串焼きや磯揚げのお店をはじめ、温泉まんじゅう、スイーツ店、パン屋さんなど、食べ歩きにぴったりのお店が集まっていて、熱海では外せないスポットとなっています。