「愈々」の読み方、正解は・・・


正解は

「いよいよ」

です!

よく使われる副詞ですが、使用例を見ると

  1. 持続的に程度が高まる「雨が愈々激しくなってきた」
  2. 不確定なものが確定的になる「交渉の決裂は愈々明らかになってきた」
  3. 待望していた物事が成立したり実現したりする「愈々決勝戦が始まる」
  4. 重大な事態に至ろうとしている「愈々の時は対応をお願いしたい」

と、様々な意味合いで使われていることがわかります。

「愈」一文字でも「いよいよ」と読むことができます。最初に似ている漢字として紹介した「癒」と同じ「病気が治る」という意味で「愈える(いえる)」という読み方もありますが、その他にも「すぐれている」という意味も持っているため「癒」よりも幅広い意味を持つ漢字になっています。

普段使っていても、どんな漢字を使っているかあまり意識していない言葉ですが「愈々」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。

5つ目の漢字は「委細巨細」です!

「委細巨細」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(いさいきょさい)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「委細巨細」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。

ある状態を表す名詞で、日常会話でも度々使われる言葉です。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「委細巨細」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「い」です。

あまり良い意味の言葉ではなく、大体のひとは関わりたくないものだと言えるでしょう。

職場や親戚づきあいといったところで発生しがちです。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「委細巨細」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「いざこざ」

です!

委細巨細(いざこざ)とは、人と人とが些細なことで揉めるという意味意味の言葉です。

もめごとやごたごたなどとも言いますね。

ひらがなで「いざこざ」と表記されることが多いかなと思います。

いざこざの語源を調べてみたところ、「いさくさ」という言葉が語源という説があるようですが、いざこざのほうが古くから使われているらしく、どうもはっきりしていないようです。

言葉として分解してみると、「委細」は細かく詳しいという意味で、「詳細」とだいぶ近い言葉のようです。

「巨細」は「こさい」と読み、大きいことと小さいことという意味の他に、細かく詳しいこと、という意味もあるようです。

これは「委細」と同じ意味であることから、「委細巨細」は同じような意味の言葉を重ねた言葉と言えます。

当て字的であることも否定できませんが、しょうもない小さなこと(で起きた揉め事)、なのかなと想像できますね。