「愈々」の読み方、正解は・・・
正解は
「いよいよ」
です!
よく使われる副詞ですが、使用例を見ると
- 持続的に程度が高まる「雨が愈々激しくなってきた」
- 不確定なものが確定的になる「交渉の決裂は愈々明らかになってきた」
- 待望していた物事が成立したり実現したりする「愈々決勝戦が始まる」
- 重大な事態に至ろうとしている「愈々の時は対応をお願いしたい」
と、様々な意味合いで使われていることがわかります。
「愈」一文字でも「いよいよ」と読むことができます。最初に似ている漢字として紹介した「癒」と同じ「病気が治る」という意味で「愈える(いえる)」という読み方もありますが、その他にも「すぐれている」という意味も持っているため「癒」よりも幅広い意味を持つ漢字になっています。
普段使っていても、どんな漢字を使っているかあまり意識していない言葉ですが「愈々」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。
5つ目の漢字は「委細巨細」です!
「委細巨細」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(いさいきょさい)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「委細巨細」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある状態を表す名詞で、日常会話でも度々使われる言葉です。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「委細巨細」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「い」です。
あまり良い意味の言葉ではなく、大体のひとは関わりたくないものだと言えるでしょう。
職場や親戚づきあいといったところで発生しがちです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「委細巨細」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いざこざ」
です!
委細巨細(いざこざ)とは、人と人とが些細なことで揉めるという意味意味の言葉です。
もめごとやごたごたなどとも言いますね。
ひらがなで「いざこざ」と表記されることが多いかなと思います。
いざこざの語源を調べてみたところ、「いさくさ」という言葉が語源という説があるようですが、いざこざのほうが古くから使われているらしく、どうもはっきりしていないようです。
言葉として分解してみると、「委細」は細かく詳しいという意味で、「詳細」とだいぶ近い言葉のようです。
「巨細」は「こさい」と読み、大きいことと小さいことという意味の他に、細かく詳しいこと、という意味もあるようです。
これは「委細」と同じ意味であることから、「委細巨細」は同じような意味の言葉を重ねた言葉と言えます。
当て字的であることも否定できませんが、しょうもない小さなこと(で起きた揉め事)、なのかなと想像できますね。