4.チャンスが訪れるのを待たず、常に挑戦する

庶民は「人並みの生活をしていければ満足」と謙虚な姿勢に徹するが、富裕層は人並みはずれた期待を人生に対していだいている。

この差は、失敗を恐れて最初から挑戦を避けるか、常に失敗を恐れず立ち向かうかによるものだ。米NBA選手のドレイモンド・グリーン氏は、28歳という若さで「40歳になるまでにビリオネア(資産10億ドル以上)になる」と宣言している(CNBC2017年7月14日付記事 )。

富裕層は目標を定めると機会の到来を待つことなく、即座に挑戦する。この野心と行動力こそが、成功の源なのだろう。ささやかな幸せに満足していては、大富豪にはなれないということだ。

5.自分ひとりの力では富を築けない

信頼のおける人々で周囲をかためることが、富を築くカギであることを富裕層は認識している。アイデアや行動から最大限の効果を引きだす上で、役に立ってくれそうな人材探しや人間関係の構築に余念がない。

ウォーレン・バフェット氏とビル・ゲイツ氏の親密な友人関係が実証するように、最大の富は成功者同士の結びつきから生まれる。

6.お金を「友人」とみなす

庶民がお金を「人生で避けて通れない必要悪」と罪悪感を感じているのに対し、富裕層は「心配や苦痛から自分を救いだし、時には命さえ助けてくれる、最大の友であり同胞」とみなしている。お金があれば、精神的な平和を買うことも可能だと、富裕層は考えている。

お金が欲しいと願う気持ちがネガティブかポジティブかによって、お金の応え方が違ってくるということだろう。

7.失敗を恐れず、安全地帯から一歩踏みだす

自分の安全地帯から踏みだし、新たな可能性に挑戦することは、成功する上で重要だ。しかし未知の世界への恐怖心から、最初の一歩すら踏みだせない人も多い。

富裕層は恐れを知らない。恐れる気持ちがなければ、なんでも成功するように思えるものだ。大衆が「不可能」と思いこんでいる夢でも、失敗さえ恐れなければ意外と実現可能である。

成功者は早い段階で、ミリオネアへの道のりが容易ではなく、安全地帯から踏みだす必要があると悟る。そして不確実性の中で自分の信じる道を突き進みながら、心地よく挑戦していく手法を学ぶ。

8.「お金持ちになるのは自然なことで、自分にはその価値がある」と信じる

「お金もちになることは自然的秩序 である」という信念が、富裕層に成功を運ぶ原動力となっている。大衆が「ミリオネアになる価値があるのか」と自分に問うのとは対照的に、富裕層は「なぜ価値がないのか」と疑念の余地がない。

また富裕層はお金もちになるのが自然であるだけではなく、他人のために大きな価値を生みだすことで、「自分には大金を手にする権利がある」と信じている。

大金を手にする手段として、大衆はロトや宝くじで一括千金を狙うが、富裕層がビジネスや投資を選ぶのは、こうした思考の差に起因する。

文・アレン・琴子(英国在住フリーランスライター)/ZUU online

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