ヨガの女王様ポーズ「ショルダースタンド」と「ハラアーサナ」は超危険

高齢になると猫背が進み腰が立たず、背骨全体が弱くなっていきます。

そのため、よほどヨガ歴が長い人でない限り、ショルダースタンドとハラアーサナはほぼ出来ないと思って良いでしょう。

むしろ首・肩・腰に大変危険です。

一人でもシニアが参加している、肩や首に違和感を感じている人がいたらこの2つのポーズはレッスンでは入れないようにしましょう。

代用ポーズとしておすすめできるのは「ビバリタカラニ」です。

これなら安全でリラックス効果が高く、満足感も得られるでしょう。

ショルダースタンドやハラアーサナは遅くとも50代の間に習得しておき、その後も続けられたらラッキーというポーズかもしれません。

この2つのポーズは逆転の効果や甲状腺への効果、メンタルへの効果も高いのでぜひ取り組みたいですが、若いうちから練習しておく必要がありそうです。

40代、30代でも出来ない人が案外多いのです。

ヨガをしているなら一度はトライしたい「木のポーズ」は転倒による怪我のリスクが!

木のポーズそのものはシニアでも取り組めますし、これで怪我をすることはありませんが、怖いのが転倒です。

木のポーズをして転倒すると怪我のリスクが高まります。

とはいえ、シニアにこそ片足立ちや爪先立ちになって欲しいので、必ず壁の近くで行う、椅子などを掴んでもらうなど、配慮をしながら行います。

また、片足になる時間を5秒程度にする、膝を開いている側の足の指も床に置いておく、なども転倒予防になります。

木のポーズは上級向けとシニア向けの誘導を同時に行なっても大丈夫なポーズの一つです。

このポーズの時は、みなさん自分に集中していて、鏡でもない限り周りのことは見ていませんので、シニアの方には安心して自分のできる範囲で取り組んでいただき、チャレンジしたい人にはチャレンジしてもらいましょう。

まとめ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

私自身は20代からヨガをしていて、現在40代中盤です。

「加齢によってできなくなったな」と感じるポーズは今のところありませんが、練習を怠れば出来なくなりそうだな、と感じるポーズはあります。

また、20代の頃に体が求めていた「息切れするほどハードなヨガ」や「汗がしたたるハードなヨガ」をしたいと思うこともあまりなくなってきました。

ヨガを長く続けている私自身にもこのような変化が起こっているので、生徒さんにも当然変化はあるはずです。

ヨガを長く続けてほしいからこそ、安全なポーズだけでシークエンスを考案し、その上で「できた!」「気持ちいい!」「続けられる!」と生徒さんを元気付けられるシニアヨガクラスを提供していきましょう。

提供・yoganess



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