仕事がデキる人の評価が高くなるのは「学歴(頭)が良いから」ではありません。スタート地点が同じだったのであれば、それらの生まれ持った性質に、たいして差はないからです。では、仕事がデキる! と認められる人は、どういった能力を兼ね備えているのでしょうか?

仕事がデキるのは「頭が良いから」じゃない

社会人になると、仕事ができる人とそうでない人によって、評価や賞与がわかりやすく分かれます。卒業した大学のランクや頭の良さは関係なく、ゼロベースでスタート(入社)してから、伸び率が高かった人を「仕事がデキる人」と認定されるのです。つまり有名大学を卒業したから、仕事ができる人と言われるワケではない、ということ。

この記事を読んでいる方の中で、もし自分の学歴にコンプレックスを感じている人がいるのであれば、ぜひこの記事を最後まで読んでもらえると嬉しいです。今回は「仕事ができない人」と差をつける、5つの能力についてご紹介したいと思います。

「仕事ができない人」と圧倒的に差をつける5つの能力

考える力

仕事をこなしていく上で、もっとも大切なことが「考える力」があることです。これを「コンセプチュアルスキル」と呼びます。

自分の仕事でわかりやすく成果を挙げるためには、数字としての成果が求められるからです。例えば、花形とも言われる「企画」もその内の一つ。高く設定された目標(費用対効果)に対して、どんな企画を提案すれば良いのか、またそれを実行に移すまでの計画立案(内容・スケジュール・人員配置・コストなど)はどれくらいか、しっかりと構想を練らなければなりません。また、実行にうつした後も、改善策や問題解決策を求められるため、追求して、物事を深く考える力が必要不可欠になります。

わかりやすい数字(利益や費用対効果)は、もっとも評価に結びつきやすいものです。つまり、コンセプチュアルスキルが高い人は、昇格が早い人とも言えます。

対人関係能力

(写真=getty images®)

対人関係能力とは、「コミュニケーション能力」のことです。

説得力を味方につけ、商談や重要な会議など、ここぞという場所で力を活躍するために必要になります。

新人であっても、上司や同僚との付き合いがありますし、会社に利益をもたらす役割である営業、部下をマネジメントする立場である部長、会社全体の方向性を指し示す社長や役員など、どんなポジションの人であっても、必ず求められるスキルです。

仕事は人と人の関係で成り立つもの。聞く力と話す力のどちらもを、バランスよく、タイミングを見計らって使い分ける必要があります。

知識・技術

あとは業務を行っていくにあたって必要な知識や技術などです。例えば、事務の仕事であれば、エクセルやワードなどのある程度のPCスキルが必要になります。営業職であるのであれば、自分が売る商品について深く知っておくことがもっとも重要ですし、技術職においては知識や技術のアップデートは欠かせません。

新人はみんな同じところからのスタート。年齢によって知識や経験がついて来るものなので、もちろん飲み込みの早さによって違いは生まれます。けれど、学べば必ず自分の強みになるものなので、知識や技術を高める習慣は必ず自分のタメになります。