8.松阪農業公園ベルファーム
「食育」「緑育」「健育」をテーマにした、約23haもの広大な敷地をもつ入場無料の農業公園。一番の見所は、イングリッシュガーデン(約1.4ha)です。春のチューリップにはじまり、初夏には紫陽花やバラ、夏にはヒマワリ、ユリ、そして秋にはダリアやリコリスなどがガーデンを彩ります。
そのほか、地元松阪の農家さんが育てる新鮮な野菜や果物の直売所「農家市場」や、この市場に届く野菜を使った食事が楽しめカフェ「ルーベル」、松坂牛をはじめ、なるべく地元産の食材をつかうことをモットーにした「和の香り」などの飲食店があります。
9.軽便鉄道博物館
軽便鉄道は、線路幅が国際基準よりも狭いナローゲージと呼ばれる鉄道のこと。かつては日本中で運行されていたものの、2019年現在は3か所でしか現存していません。
「軽便鉄道博物館」はその軽便鉄道の車体や、駅で使われていた看板等の資料、当時の様子が分かる写真を集めた入場無料の博物館です。ミニチュア電車「ミニ電ホクさん」の走行体験などもでき、軽便鉄道ならではの雰囲気にほっこり。毎月第1・第3日曜のみの開館です。
10.高田本山専修寺
専修寺(せんじゅじ)は、三重県津市にある真宗高田派の本山寺院です。無料で自由に見学できる広い境内には、数多くの伽藍が立ち並んでいますが、このうち、御影堂と如来堂はいずれも高さ25メートルを超える大きな木造建築物で、平成29年11月には、三重県で初めての国宝に指定されました。
高田本山専修寺の境内では、毎年夏に美しい蓮の花が見られ、多くの観光客が訪れます。如来堂、御影堂付近には100鉢以上の蓮鉢が飾られており、こちらには35種類もあるそうです。
御影堂の奥にある池でも蓮の花が楽しめます。こちらは桃色で一重咲きの花を咲かせる大賀蓮(おおがはす)という品種です。専修寺の蓮の花は、初夏から夏の終わりごろまで咲きますが、見頃は7月中旬から8月上旬頃となるようです。
11.松坂城跡 (松阪公園)
松坂城跡は、天正16年(1588年)に、戦国武将の蒲生氏郷(がもう うじさと)によって建てられた城の遺跡です。立派な石垣がそびえる城跡は、松阪市のシンボル的存在となっており、見学も無料で自由に行えます。
城郭の最上部には、本丸跡があります。現在は建築物はありませんが、かつては三層からなる天守が建っていたそうです。また、周囲には敵見櫓、金の間櫓が建っており、それらは城郭の防備のための建物である「多聞」で連結されていたそうです。
本丸上段には、天守跡、敵見櫓跡、多聞跡の石垣が残っているので、建物があった時の様子を想像してみてください。